【ご卒業★過食症】明日が楽しみになりました!

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害専門カウンセリングから、1人のクライアント様がご卒業されました!!!

卒業アンケートを書いてくださいました。
掲載許可をいただきましたので、写真と文章でご紹介いたします。

1.摂食障害専門カウンセリングを開始する前、どんな状態でしたか?

過食症で誰にも相談できず、1人で悩んでいました。

カウンセリングを受ける1年くらい前から症状が出始めて、徐々に頻度も増えていきました。

一人では辞められない状態が恐くなり、心療内科に通いましたが、回復せず、治療内容にも納得できなかったため、通院を辞めました。

誰にも言えないまま、ひどくなる過食の症状に日々悩んでいる状態でした。

それまでの私は、人目ばかり気にして、嫌われないよう必死にまわりのペースに合わせて生きてきました。

真面目で優しい、穏やか・・・そういう存在でいなければいけない、何に対しても頑張る自分でいなければならない、そう思っていました。

2.カウンセリングを通して、変わったこと・感じたことなどを教えてください。

「全てのことを全力で頑張りすぎてしまう。真面目すぎる生き方を変えていく。摂食障害によって生き方を見直す」

カウンセリングで中村綾子さんに言われたとても印象的な言葉です。

カウンセリング卒業を迎えて今思うことは、私はそれまで自分自身のことをどんな人間かよく分かっていなかったということでした。

これまでの人生の中で嫌だと思ったことや辛かったこと、性格で嫌いなところ苦手なところ・・・そういう受け入れられなかったことや、気付かなかったことを1つ1つ見つめ直し、認めて、許すことが、この病気を治すことにつながると思います。

人の目ばかり気にして、人と比べて、人がどう思うかを基準に考えてしまうこと、負の感情を表に出すことが出来ず、人に相談したり、弱音を吐くことが出来なかったこと、人に食や行動を強制させてしまうこと、「私なんか」という強い自己否定感を持ってしまうこと・・・etc.

こういう自分に気付き、受け入れることはとても大変でした。

頭では理解していても、認めたくなくて、受け入れられなくて、変えることができない。

そういう日々を乗り越え、少しずつ少しずつゆるい上り坂をゆっくり登るようにちょっとずつ受け入れられるようになっていきました。

それまで自分で自分をしばりつけ、コントロールしていましたが、日々向き合う作業の中で、今の気持ちを大事にしたい、うまくいかなくても落ち込んでもそれでいい、好きなものは好き、嫌なことは嫌・・・そうやってありのままを認めて受け入れることができるようになっていきました。

この病気は治してもらうのではなく、自分自身で治すものだと今実感しています。

正直な気持ちを自分が信頼している人に話すこと、人に弱音を吐くこと、嘘をつかないこと、好き嫌いを認めること、嬉しい時には思いっきり喜び、悲しい時は泣き、とことん落ち込む、ムカつく時には露骨にキレる。

疲れた時には無理せず休み、自分自身を大切にする。


私はカウンセリングを受けて、そんな生き方ができるようになりました。

3.今、摂食障害に悩んでいる方に、メッセージをお願いします。

今、症状に悩んでいる方、本当に辛いと思います。

私も毎日毎日苦しくて、今日1日を過ごすこと、明日が来ることが本当に怖かったです。

摂食障害という症状は、あなた自身に心と身体のSOSを教えてくれているのです。

「向き合うこと」・・・中村綾子さんに何度も言われた言葉です。初めはどういうことかよく分かりませんでした。

摂食障害の治療とは、ソワソワ・ザワザワする気持ち、症状に対して「なぜ?」を自分自身に問いかけ続け、心のモヤモヤの原因を見つけて、対策を考え、行動してみる・・・これをコツコツやり続けるしかないと思います。

気分が良い日も悪い日も、うまくいく日もいかない日も、何が嬉しくて、悲しいのか、嫌なのか、辛いのか、どうしたいのか、どう思うのか・・・それが分かるのは自分自身でしかありません。

それが、自分の心と向き合うことだと思います。

治る覚悟を持つ、すなわち自分と正面から向き合い、1つずつ許して受け入れていくということは、相当のエネルギー、意識と時間が必要です。

摂食障害は簡単には治りません。心の病気だからです。
摂食障害に悩む方にまず最優先にしてもらいたいことは、早く治すということ。

治せると思ったら、治るんだと思います。
全ては自分次第です。
自分を信じてあげて下さい。

私は今、明日が来ることが楽しみになりました。

・・・

改めて、摂食障害専門カウンセリングからのご卒業、おめでとうございます。
アンケートもお寄せいただきまして、ありがとうございました!

明日が来るのが怖くてたまらなかった自分から、
明日が来ることを楽しみにする自分へ。

すばらしい変化ですよね^^

アンケートをいただいてから、私は何度も何度も繰り返し読ませていただきました。

私がカウンセリングでお伝えしたきた1つ1つのことが、
クライアント様にちゃんと届いていることが伝わってきて、本当にうれしかったです。

向き合うということ。

多くの人が、「???」という状態でカウンセリングをスタートします。

心という目に見えないモノ
誰にも分らないモノ
評価する方法もないモノ

心って、何だろう???

卒業クライアント様も教えてくださっています。

気分が良い日も悪い日も、うまくいく日もいかない日も、何が嬉しくて、悲しいのか、嫌なのか、辛いのか、どうしたいのか、どう思うのか・・・それが分かるのは自分自身でしかありません。

それが、自分の心と向き合うことだと思います。

私が、カウンセリングで1番よく言う言葉。、

「どうしたいの?」

どこかに答が書いてあるわけではなく、
だれかが答を教えてくれるわけでもなく、

ただひたすら、自分の心に問いかけ続け、
自分の心の中を掘り下げていくことでしか見えてこない気持ち。

長年、ホントの気持ちにフタをし続けてきたり、
ずっと、人目ばかり気にして、自分の気持ちを無視してきたり、
誰かから評価されることを優先してきたり・・・

自分はが何が好きで、何がキライで、何を思っているのか。。。
それが「無」であることにすら、何も疑問がなかったとしたら・・・

心と向き合う作業は、とても長く険しい道のりになるのかもしれません。

長い道のりであっても、ゆっくりペースであっても、
取り組むことを開始しれば、必ず治ることに近づいていきます。

そして、上記のクライアント様の言葉通り・・・

早く治すということ

これは、矛盾しているように感じられるかもしれません。

じっくり取り組む
ゆっくり進む
ちょっとずつ変わっていく・・・etc.

このブログでも、上記の卒業アンケートでも、何度も出てくる言葉です。

けれど、「ダラダラやる」ことではありません。
実は、とても急いでいるのです。

摂食障害の日々が、1日でも短くなりますように。
社会生活に、早く戻れますように。
摂食障害の症状が1回でも少なくなりますように。

私は、いつもそう願っています。

ダラダラ取り組むための「じっくり」ではありません。
急がば回れ なのです。

急いでいるのです。
そして、治ることも急いでほしいのです。


それは、あなたは素晴らしい可能性を秘めているからです。

あなたの可能性を社会の中で使っていくことで、
誰かの役に立つことが出来たり
何かに貢献できたり
何かを作り出したり

きっと、とてつもなく大きな役割をあなたが担っていると信じているからです。

今、苦しくてたまらない日々であっても、
どうか治ることを諦めないでいてください。

このクライアント様が書いてくださっている通り、
治るためにエネルギーも意識も時間も投資してくださったから、今の結果があるのです。

私は、これからも、治ることを最優先にできる方とカウンセリングでお会いできることを、楽しみにしております^^

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