摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
治ろう!と思って、病院に行ったら、
「摂食障害は付き合っていく病気」と言われてしまった。
こんな症状イヤだ!辞めたい!と思っているのに、
「過食は必要なんだよ」と言われてしまった。
少しでも早く治りたい!と思っていたのに、
「何回も入退院を繰り返す人が、ほとんどだよ」と言われてしまった・・・
そんな経験をお持ちではないでしょいうか?
そして、大混乱。
相談先がない!
分かってくれる人がいない!
そんな絶望感から、摂食障害がますますひどくなってしまったり。
「もう治らないんだ!」という気持ちから、
自暴自棄の勢いで、食べ続けてしまったり。
ますます治りにくい状況にハマってしまっていないでしょうか?
この状況をひと言でいうなら、
相談先を間違えてしまっている状態です。
どんな相手に相談するのか。
その言葉は、ホントに正しいのか。
今のアドバイスを信じるのか、信じないのか。
それは、あなたが【吟味】しないといけないのです。
2月初旬、大阪まで出版セミナーに行ってきました。
人生初の出版セミナー。
ドキドキしながら出かけました^^
その際、こんな話が印象的でした。
編集者にも、得意分野専門分野がある。
間違った編集者にアドバイスをもらって、
本を出せないまま終わるか。
本を出せても、売れない著者になって2冊目が出せないまま終わるか。そのどちらかになってしまう。
本が売れるかどうかは、、出版社と編集者選びで8割決まる。
その通り!
摂食障害も、その通り!
深く深く、そう思いました。
つまり、摂食障害について言い換えると、こうなります。
治療者にも専門分野がある。
間違った治療者にアドバイスを貰って
摂食障害がそのまま治らないか。
症状だけが無くなっても、その後上手くいかないか。治療者選びが、8割を決める。
いかがでしょうか?
あなたの治療者選び、ホントに合っていますか?
摂食障害でつらい時、
誰にでも、とにかく相談したい!分かってほしい!話を聞いてほしい!と思いがちです。
でも、間違った相手に相談してしまったり、
間違ったアドバイスを貰ってしまったり
間違った情報を受け取ってしまったり・・・
たった1回の選び方で、
その後何年も、「間違った影響」を受け続けてしまうことは多々あるのです。
私の考えは・・・
摂食障害とは、
付き合っていく病気でありません。
拒食も過食も過食嘔吐も、
食べ物を粗末にしたり、自分の命を粗末に扱うのは、良くないことです。
摂食障害は「治ることが当たり前」の病気です。
あなたも、そう思えますか?
そう思って、今の治療者を選び、そこに通っていますか?
せっかく相談したのに、
上手くいかないと、打ちのめされた気分になることと思います。
私も転院するたびに、「次こそは・・・」と思ってきました。
でも、全然上手く行きませんでした。
今、上手くいかなくても、
今、「治ろう」という気持ちを持ち続けて
今、治療者選びを見直していくこと。
それが、摂食障害だけの日々を、回復につなげていくのです。
明日が来るのが怖い。
明日なんて来て欲しくない。
摂食障害真っ最中の頃は、誰しもそう思うことでしょう。
でも、「明日が来るのが楽しみ!」と言えるように変わるのです。
摂食障害の回復とは、それほど素晴らしいことなのです。