拒食・過食の回復から、起業家に導くサポート!

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害専門カウンセリングからご卒業になったクライアント様たち。

アフターフォローカウンセリングで、
時々お会いしています。

ニコニコ~。
ふんわり。
かわいい^^

そんな雰囲気で、
ワイワイ笑っている姿。
治ってよかったと話す姿。

私は、ただただ感謝しかありません。

私のブログを見つけてくださって、
摂食障害専門カウンセリングにお越しくださって、
そして、カウンセリングを継続してくださって、
卒業されていく。。。

その道のりは、決してカンタンなものでは無かったはずです。

1日や2日で完了するものでも、ありませんでした。

だから、卒業まで信じ通い続けてくださったクライアント様たちには、本当感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

そして・・・
最近、新たに考えはじめていることがあります。

それは、卒業後から起業までのサポートです。

現在でも、社会復帰をかなり大きな柱としてカウンセリングをご提供させていただいます。

そのため、普段のカウンセリングでも「仕事」「働き方」に費やす時間は多いです。
ですが、あくまで摂食障害が回復するまでの間に行ってきたものです。

今、考えていることは、「卒業クライアント様のみ」が対象としたサポートです。

理由は、私が最初の起業で【失敗】をしているから。

最初の起業で失敗した経験から、
学んでいった3つのこと。

(1)実は、私はパンの先生でした。

コレ、プロフィールに書いているので、
結構知られていると思っていましたが・・・

実は全然知られていなくて、
私がパンの記事を更新すれば、「パン好きな人」だけの認知だった・・・

ということを、知人アドバイスにより、初めて気が付きました!!!

はい。
私は、パンの先生でした(笑)。
パン教室を主宰していました。

*パン教室時代の写真を出してみました^^

無職

パン教室通い(生徒として)

塾のアルバイト

就職活動(正社員狙い、英語・教育・留学カウンセラー的な仕事希望)

就職活動を辞める
完全休養

パン再開(自宅で作ってブログに載せる)

ブログで、パン教室をしている先生と出会う

「自分も、自宅パン教室をやろう!」と急に思いつく

ひとり暮らし&パン教室の物件探し

パン教室スタート!

という流れです。

改めて書いていると・・・
あまりの思いつきの行動に恥ずかしくなります。

そして、失敗に終わるのでした。。。

(2)パン教室が失敗に終わった2つの理由

失敗理由1:摂食障害が治っていなかったから
失敗理由2:「仕事の仕方」を学ぶ、という意識が無かったから

この2つは、重なる部分が多いです。

以前のブログでも書いていますが・・・
心療内科クリニックで、仕事してもいいかどうか聞くと、
「無理しない程度に」と言われます。

きっと、今も多くの人が、言われている言葉だと思います。

けれど・・・
その【無理しない程度】の【仕事量】や【働き方】なんて、
全然分からないのです。

理由は・・・
摂食障害という病気自体、
心と体のムリを重ねて、重ねて、重ねて・・・爆発!というものだからです。

どれくらいなら、
自分にとって【無理しない程度】なのか、
それを相談する相手もいませんでした。

今から振り返れば、まだまだ回復途中だった私が、いきなり起業するのはあまりにも早すぎです。

でも、
回復が、どれくらい進んだ時に、
「仕事」について考え始めるのか。

回復が、どれくらいの状態で、
「働くこと」をはじめていいのか。

「働くこと」を始めるなら、
どれくらいの頻度や量が適切なのか。

こうした1つ1つを、どう考えたらいいのか分からないままでした。
分からないのに、相談先が無いことに、1番途方にくれました。

さらに・・・
【失敗理由2】に限定していえば、
パン教室の「やり方」「働き方」を学ぶ、という意識が全くありませんでした。

だから、
教室が上手くいかない

パンの技術が足りないんだ!

パンを再び習おう!

という思い込みで突っ走り・・・
パンのレッスンに通っていました(汗)。

今から思えば、パン技術の向上も必要ではありますが、
「働き方」「生徒さんに来てもらう方法」を学ぶ必要があったのです。

とにかく、無茶苦茶。
とにかく、やみくもに働いていました。

家庭用プリンターで、
パン教室のチラシを作って、大量に印刷して、
真冬でも、自転車でチラシをポスティングしに行っていました。。。

もっと効率的なやり方を学ぼうともせず、
とにかく、「やらなきゃ!」という気持ちだけで動いていました。

結果・・・ダウン。

経営の勉強もしたことが無いので当然かもしれませんが、
利益もほとんど出ないまま、
心身ともにダウン。

もちろん、良き生徒さんに恵まれ、
様々な相談事が寄せられたからこそ、
カウンセラーとしての再出発を決めた、という今につながったこともあります。

でも、摂食障害が治りきっていない状態での起業、
「やり方を学ぶ」ことが無いままの起業は、
絶対上手くいかない!ということを痛いほど学びました。

(3)テクニックを教えるより、心と向き合う起業サポート!

上記の通り、
今、私が考えている「回復からの起業サポート」はあくまでも、摂食障害カウンセリングを卒業された方が対象です。

そのため、(2)でお伝えしたような、「治りきっていない状態」だった当時の私とは異なるかもしれません。

ですが・・・

摂食障害を発症した経験のある人って、
ある程度、共通した【気質】があると感じています。

完璧主義で
頑張りやで
几帳面で
努力家で・・・

いざ、起業しよう!となると、
こうした【気質】が全開になってしまいがちです。

世の中には様々な【起業塾】【コンサル】がありますが・・・
中には、とてもハードな課題を課すところや、
非常にキビシイ指導のところもあります。

元々が、努力家の優等生の場合、
そうした厳しさに引き寄せられてしまいがちです。

最初は、ハードに頑張ることで結果が出て上手くいくかもしれません。
けれど、近いうちに、燃え尽きてしまうリスクが高くなります。

だからこそ、
【起業にも、心のサポート】が必要なのです!!!

やり過ぎにブレーキをかける第三者の存在。
同時に、尻込みしそうな課題に挑戦するために、背中を押してくれる存在。

テクニックを教えてくれる起業塾やコンサルは沢山あるかもしれません。
でも、心と向き合ってくれる起業サポートは、なかなか見つからないはずです。

・・・

拒食・過食は、症状が無くなっただけが、本当のゴールではありません。
症状がない自分で、何が出来るのか。
どんな仕事を通して、社会貢献をしていくのか。

そこに、あなたの生き方が問われているのです。

私には、いつも思い描く未来があります。

摂食障害から回復した人が、
それぞれ起業して、
それぞれのお店やサロンを持ち、

摂食障害真っ最中の人や、その家族が、
気軽に訪れていく。

摂食障害に悩んで、暗闇の中にいる時、
「治って働いている人」に出会えたら、
どんなに希望が沸くでしょうか?

摂食障害の娘の将来が不安でたまらないご家族にとって、
「イキイキと働いている回復者の姿」が、
どんなに支えになるでしょうか?

私は<治って働く姿>こそ、
社会の中で、<治る希望>になると考えます。

希望が循環して、
ますます「治ることが当たり前」になっていく。。。

そんな世界、一緒に作っていきませんか?
治って働くを、こちらのブログ記事で図解しました。ぜひ、ご覧ください。