摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
いつもダルイ
いつもやる気が沸かない。
すぐ疲れてしまう。
摂食障害の頃(拒食も過食も)、「体力の無さ」を痛感することは日常的にありました。
体重は増やしたくないけど、体力はほしい。
体脂肪は要らないけど、筋肉だけをつける方法はないか。
太らずに、体力がつく食べ物はないか・・・
拒食でも過食でも、こんなことばかり考えていました。
体力が無いから、ウツウツ気分という悪循環
心が先か?
身体が先か?
摂食障害は、心の病気です。
けれど、発症後、一体どちらがどちらを引き起こしているのか分からなくなることは多々あると思います。
心の不調
↓
食・体重へのこだわり
ここまでで「摂食障害の発症」は説明できます。
発症後、摂食障害の日々というのは・・・
心の不調(日々のストレスと根本問題)
↓
食べられない・食べ続ける・食べ吐き・・・etc.
↓
体力の低下(つかれやすい、筋肉の低下など)
集中力の低下↓
なんで、こんなことも出来ないんだろう?
なんで、他の人みたいに楽しめないんだろう?↓
さらに、食べられない・食べ続ける・食べ吐き
といった、悪循環であり、すべてが繋がってしまうのです。
太らずに体力をつける方法はあるのか?
普通体型から、体力をつけることは可能かもしれません。でも、1日3食、フツーの食事が出来るようになった後の話です。
過食しながら
過食嘔吐しながら・・・
体力をつけようと考えることは、
「摂食障害でいつづける自分」を正当化してしまっている考え方ではないでしょうか?
さらに・・・冒頭に記載しました通り、私もガリガリに痩せた拒食症の時期には「太らずに体力だけを付ける方法はないのか?」とホントに考えていました。
今から思うと、すごい矛盾です!!!
理由は・・・
「太らずに」というのは、
普通の体型になることも拒否した状態だったからです。
普通の体型・体重になるのはイヤ。
でも、普通の「体力」だけは欲しい。
無理ですよ。。。。
過去の自分に、そう言ってあげたいです(笑)。
拒食・過食問わず言えることですが、
症状が治まって、
1日3食たべられることが当たり前になって、
体型も体重も普通になって
生理も自然回復して・・・
それから「体力をどうやって回復させるか」を考えていきましょう。
何事も順番。
順番をムシすると、上手くいきません。
上手くいかないだけではなく、それが摂食障害の長期化につながるのです!
摂食障害からの回復後、「体力のちがい」を感じた日
まさに、今回のカナダ旅です^^
友達と再会する
母校の大学を訪れる
ブッチャートガーデンに行く
大学時代住んでいた場所を訪れる
グランビルアイランドに行く
といったことが、出発前に考えていた計画です。
友人と過ごす時間以外は、基本的に「ひとりでウロウロ歩く」という時間が多かったです。
そのため・・・
ある日の歩数をチェックすると・・・15000歩でした!
でも、平気!元気!
びっくり。
カナダ留学時代も
日本に帰国した直後も
摂食障害の頃も、
いつもいつも、頑張って歩いているはずなのに早く歩けなくて、嫌になっていました。
すぐ疲れて
すぐ座りたくなって
すぐイライラして。
きっと、疲れやすい自分への苛立ちと周りの人が楽しそうなのに、楽しめない自分への怒りで、イライラしていたのだと思います。
・・・
摂食障害から回復した後、どうなるのか?
あなた自身が回復した後でした、それを実感することも、見ることも出来ません。
けれど、、、
・摂食障害は、どんな道のりで回復していくのか?
・回復した人が何を考え、どんな見た目で生きているのか?
・摂食障害の卒業に至るまで、どんな気持ちで、どれほどの葛藤があったのか・・・
こうしたことを事前に知っておくことは、回復にもとても役立つと考えます。
だからこそ、週2回メルマガをお届けしているのです。