摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
先日のご質問企画では、とてもたくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございます!
出来るだけ多くのご質問に回答していきたいと思っておりますので、来月末までの期間を使って、ブログ上で取り上げていきたいと思っています。
ご応募くださった皆さまは、どうか気長にお待ちいただけると嬉しいです。
さて、今回のご質問をご紹介します。
ヒントをいただけたら幸いです。
ご質問をありがとうございます!
とっても、いい質問ですね!!!
摂食障害の相談先を間違えないことは、最初の1歩
理由は、本当に分からないのですが・・・とてもよくある「間違い」をお伝えします。
それは、学校の先生に相談してしまうことです。
今回のご質問をくださった読者様が、学生さんなのか社会人の方なのか分かりませんが・・・
中学・高校生くらいの方(保護者も含めて)は、なぜか「担任の先生」「保健室の先生」に相談してしまうことが多いです。。。
私自身の摂食障害が、大学院に入る前だったということもありますが・・・学校で相談しよう!という発想はありませんでした。
風邪と同じ、と考えてみてください。
「熱が出たので、欠席します」と学校に連絡することはあると思います。
でも、「熱が出て困っています。どうしたらいいですか?」とは相談しないはずです。
これと同じ。
摂食障害かも!?という時、学校が相談先ではないはずです。
身体の病気かも!?という時、誰に相談しますか?
熱が出たかも・・・
なんだか頭が痛い・・・
ダルイ・・・
そんな時、まず家族に伝えませんか?
これも、上記の風邪の例と同じです。
だからこそ、摂食障害かもしれない・・・という時、まず相談するのはご家族ではないでしょうか?
病院に行く前の「準備」こそ大事!
ホームページを徹底的に読みこみましょう!!
ホント、徹底的に!です。
▲年:●●病院精神科医長
▲年:■■クリニックを開業・・・
といった経歴が記載されてることと思います。
こうした場合は、過去の病院の名前と医師の名前で、検索にかけます。
ヒットするかどうか分からないですが、以前の勤務先の病院の様子を、少しは見ることができます。
以前の勤務先の影響を、よくもわるくも受けているはずですから。
摂食障害に関する考え方が、伝わってくるかどうか。
クリニックや病院の雰囲気は、「行ってみようかなぁ」と感じるかどうか。
コラムやブログが見つかれば、それらも出来る限りさかのぼって読みこんでみましょう。
すべて読みつくした上で、「初診」の予約を取るかどうか決めてみてください。
ご家族にも、ホームページなどは一緒にみて意見をもらうといいかと思います。
次に、予約の電話です。
これも、とっても大事!!
電話の印象次第で、「やっぱり、辞める」のもアリです。
初診の予約では、先方(病院側)が必要事項として聞いてくる質問に答えることだけで、終わらないようにしましょう。
あなたから、何でも聞いていいのです。
判断材料にするためにも、ぜひ、この電話を大切にしましょう。
・初診は何分
・再診は何分
・どれくらいの頻度で通っている患者さんが多いか
・待ち時間はどれくらいか?
・同じ先生がずっと診てくれるか・・・etc.
私が、とても大事だと思っているのは、「再診が何分か」を最初に確かめておくことです!
多くの場合、初診(1回目)は、時間枠を特別に設けていることもありますし、時間が長いことが多いです。
そこでいい印象を受けたから、通ってみよう!という気持ちになったのに、2回目からは、流れ作業のような診察でがっかり。。。ということが、とても多いです。
もちろん、私も摂食障害時代には、経験しています。
あなたが、確かめたいことを1つ1つ聞いて、それらに納得する回答を丁寧にしてくれるかどうか・・・。
これらもそのクリニックを信頼できるかどうかの判断材料にしていきましょう。
摂食障害に病院は必要か?!
はい。
必要です。
私は、カウンセラーですが、病院は必要だと考えています。
理由は・・・
診断というものは、医師しか出来ないからです。
あなたが摂食障害かどうか。
それは、医師に診断を受けてみてください。
そして、身体の検査も、病院でしか出来ないことだからです。
摂食障害は心の病気です。
でも、食は身体にダイレクトに影響します。
身体がダルイのも、イライラするのも、もしかしたら栄養不足かもしれません。
それを検査してみないと分からないからです。
相性の良い治療者(医師・カウンセラー)と出会えますように。。。。
相性がいいと感じる時、きっとあなたの中にこんな気持ちが生まれています。