摂食障害専門カウンセリング
中村綾子
・捨てる
・手放す
摂食障害の独特な言葉だなぁ～と感じています。
フツー、そんな言葉使うでしょうか？
断捨離ブームで、物を捨てるのはアリですが（笑）、「◯◯という考え方」や「▲▲の行動」を捨てる・手放すと言う言葉って、あんまり聞かないんです。
摂食障害の《治療》として、よく言われがちなのが、「体重計を捨てる」という指導です。
でも、私は、「体重計を捨てる」には反対です。
体重計って、モノですから。お金を出して購入したモノですから。
「体重計を捨てなさい」と言われて、「はい」と捨ててしまうのは、どう考えてもやっぱりおかしいです。
私は摂食障害の経験者でカウンセラーですが、「◯◯を捨てる」というアドバイスはしていません。
だから、体重計を捨てるという話なんて、１度もしたことがありません。使えるものを捨てるなんて、もったいない（笑）。
じゃぁ、何を代わりに捨てるか？
何かを「捨てる」という気持ちがあるなら、プライドを捨てましょう！
人に頼れず一人で頑張ってしまうプライド。
人に泣きつくことが出来ないプライド。
単純作業なんて出来ない！という仕事へのプライド。
仕事を辞めて人に養ってもらうなんて出来ない！というプライド。
そういうプライド、いっぱい持っていますよね、きっと。
治るために捨てること。
それは、これまであなたを苦しめてきた沢山のプライドです。
「プライド」って言われてもピンとこない・・・という方のために、私自身の経験談をお伝えしたいと思います。
・私がプライドを捨てたから、２０代後半で塾のアルバイトが出来た話。
・学歴というプライドを捨てたから、パン教室が出来た話。
・プライドは捨てた後、プライドに「守られる時期」がやってくる。
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