姉妹で摂食障害を発症しやすい理由とタイミング

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

姉妹で摂食障害を発症してしまう人たち。。。
実は、とても多いです。


姉妹の場合は、摂食障害の場合が多いですが、
実は、兄・弟の場合は、別のメンタルの病気・問題につながりやすいです。

必ずしも摂食障害が先とは限らないので、

姉:摂食障害

弟:不登校

という順番もあります。
その逆もあります。

兄:不登校

妹:摂食障害

ということも良くあります。

メンタルの病気・問題とは、性別・年齢を問わず、家庭内暴力・うつ・非行・ひきこもり・依存症・・・etc.
多岐にわたります。

そこで、《姉妹・兄弟》と記載します。

姉妹・兄弟が、発症しやすい理由

一言でいうなら、【家族の問題】だからです。

上記のような「不登校」「摂食障害」を、別々に考えないことが大事です。

何か1つの問題が起こった時点で(ホントは起こる前に気づいてほしいですが)、

「家族で、取り組むこと」

に意識を向けることが必要なのです。

誰かひとりが悪者ではありません。
何か1つの出来事が、原因にはなり得ません。

でも、いろんなものが『家族の中』で重なり合って、積み重なって、限界に達したのです。

それが、家族の中で1番弱く、1番家族想いの人に、表れると言われています。

姉妹・兄弟が発症するタイミング

これは勘違いされやすいですが、多くのご家庭で同じタイミングです。

1人目が「ほぼ治った時」です。

意外だと思われるかもしれませんが、これには2つの理由があります。

(1)家族がほっとゆるむタイミングだから
(2)「きょうだい児」はガマンを強いられてきたから

いすれも、ドキッとする理由ではないでしょうか。

特に、ご家族がどんなに気にかけていたとしても、「(2)「きょうだい児」はガマンを強いられてきたから」は、免れません。

「きょうだい児」が学校で言われて傷ついた言葉の数々
摂食障害のお姉ちゃん(or 妹)と家族の言い争い
通院で家族が付き添いの中、ひとりぽっちで過ごす時間…

「(2)「きょうだい児」はガマンを強いられてきた」ことが免れないからこそ、今摂食障害のお嬢様が1日も早く治る必要があるのです。

ご家族は、1日でも早く治すために、今できる限りのことに取り組んでいるでしょうか。

見守るだけはNGの接し方だと知っていましたか?