摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
摂食障害だと分かっていても
摂食障害が続いてしまったらどうしよう・・と思っていても
なかなか「じゃあ、治そう!」と思えない方は、親子共々、とてもたくさんいらっしゃるように思います。
こうした時は、「摂食障害で」考えるのではなく、一般的な話として「新しいことを始める時」について、まずは考えてみましょう。
少し前から友人に勧められて見始めた勝間和代さんの動画にハマっています。
勝間和代の、新しいことにチャレンジするための3つのコツ
3つのコツをまとめると、以下の通りです。
1.やらないことは、必要以上に難しいと感じている(→思っている程は難しくないんじゃないかと考える)
2.宣言する
3.すでに実現している人の話を聞く
私自身の解釈もふくめて、上記の3つを解説していきます。
まず、3つすべてを見て、「その通り・・・」と思いました。
さらに、摂食障害の「治り方」でも、それ以外でも、ほとんどの事に当てはまりますよね。
それぞれの項目を摂食障害の「治り方」にあわせて、解説していきます。
1.やらないことは、必要以上に難しいと感じている(→思っている程は難しくないんじゃないかと考える)
不安が大きいタイミングも同じです。
「やる前」は、頭の中でいろいろ考えてしまうからこそ、不安がムクムクと大きくなってしまい、どんどん「むつかしさ」も大きくなってしまうのです。
だから、まずは、そんな考え方を認める、です。
摂食障害の治り方でも同じ。
何もスタートしていない時、治ることがとてつもなく難しいと感じていませんか?
もしくは、「相性の良い医師・カウンセラー」に出会えていない時点で、「どーやったら治るの?」と途方にくれていませんか?
何も始まっていないのだから、難しい・不安と感じるのは、当たり前なのかもしれません。
上記のとおり、多少無理やりであっても「今思っているほど、難しいことではないかもしれない」「自分も治るかもしれない」と思っていきましょう。
2.宣言する
●月●日までに、▲▲する、と宣言すること。
宣言することは、まわりを味方につけることでもあります。
そして、時間を意識することで、行動のスピードも速まるのです!
コレも摂食障害の治り方に使えるヒントです!
以前のブログ記事にも書いていますが、私は以下のような考え方に賛成していません。
・摂食障害と付き合っていく
・治ることを焦らない
・治そうとせず、待ってみる・・・etc.
私がこれらに賛成できないのは、摂食障害は治る病気であり、人生の時間は有限だからです!
●歳になるまでに、摂食障害から卒業する
▲年以内に、過食がゼロになる。
●年後に、体重●kgで安定する・・・etc.
そんなふうに、時間的な宣言をしていきましょう!
回復が始まっていない、相性の良い医師・カウンセラーとも出会っていないという方の場合は、●日までに見つける、など行動を宣言してもいいのかもしれません。
3.すでに実現している人の話を聞く
コレ、すごく大事!
すでに実現している人だからこそ、分かること。
とても沢山あります。
実現するまでの道のり
実現した上で、経験している「イイこと」。
実現したい人へのメッセージ。
高校受験・大学受験なら、大抵の場合「合格体験記」があります。
塾・予備校でもありますし、有名な大学の場合は、本として出版もされています。
受験の時、私たちは自然に「実現してる人の話を聞く」という行動をしています。
摂食障害を治そうと思う時でも、同じことを取り入れているでしょうか?
実現している人 ⇒ 治った人
治った人と出会っていますか?
治った人の話を聞いていますか?
受験の合格・不合格は分かりやすいですが、摂食障害の「治った」は、ある意味わかりにくく、時に曖昧になりがちです。
残念ながら、「自称・治った人」というのも、少なからず存在しています。
だからこそ、当オフィスでは、「摂食障害の卒業」をハッキリと示しています。
・症状ゼロ
・学校・仕事を安定して続けられること
これら2つが、半年以上続いてはじめて「卒業」になります。
卒業をめざす!摂食障害専門カウンセリングは、こちらのブログ記事をご覧ください。