摂食障害の家族相談

【摂食障害Q&A】体重が2~3㎏増加したら痩せようとしますか?

摂食障害と体重、ダイエット依存になる前に家族ができること

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

少し前のメルマガ「体重を『知って』いますか?」には、様々な意見が寄せられました。

時には、勘違いだったり
拡大解釈していたり

いろいろな誤解もあったようです。

今回は、体重に関してのご質問とともに、あらためて、真意を書いていきたいと思います。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

私はしばらく体重計にのっておらず、自分の体重を把握していませんでした。

やっと、意を決してはかってみました。しかし、ショックが大きく、また痩せないと!!…という気持ちになってしまいました。

綾子さんも自分の体重が増えていたら痩せようとしますか?それも0.1キロ0.2キロではなく、2キロ3キロだったらどうですか?


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

いただいたご質問だけでは、現在がどんな状況かまったく分からないです。

そのため、どこに当てはまるか、ご自身で判断してくださいね。

1.摂食障害:体重を「知る」意味とは

体重を減らしたい
増やす必要がある場合は、

現在の体重を知ることは、スタート地点を知ることです。
そして、ゴールをどこに設定するかを、考えます。

拒食状態から、
ゴールを40kgとした場合、
現状を知らないかぎり、

あと5kg増やすのか
あと10kg増やすのか・・・

それさえも分からないことになってしまいます。

スタートとゴールが分かった上で、
あなた自身のために対策を立てること

体重を「知る」ことを避け続けるのであれば、
スタート地点が分からないままではないでしょうか?

【動画教材】快適体重を見つけるコツ
【拒食症と体重】体重は何㎏まで増えるのか、何㎏になったら落ち着くのか、痩せた体型でいるためには、食べたいものをずっと我慢しつづけないといけないのか…公認心理師が動画で解説

2.急激の増減を予防するための体重測定

私は、長年、ほぼ毎日、体重計に乗っています。
摂食障害と診断される数年前からです。

もちろん、摂食障害のひどい頃は、毎日何が何でも朝晩はかって、ビクビクしていました。

現在は、「一応、毎日」というだけなので、なんとなく面倒と思う時や生理中の日は、乗らないこともあります。

ご質問の「2~3キロ増えていたら、どうするか?」ですが・・・

こんな感じで、ほぼ毎日体重計に乗っているので、1日で2キロも増えた経験がありません。

私にとっては、「毎日測定=急激増加の予防」だと思っています。

ちょっと増え気味
ちょっと減り気味

大きな変化の前に、自分で「知る」ことが出来るのです。

急に増やすのも
急に減らすのも

とても大変なことではないでしょうか?

だからこそ、毎日「知る」こと。
でも、「知る」からといって、ビクビクしたり一喜一憂したりするわけじゃないんです^^

毎日の体重測定が問題なのではなく
体重に「
一喜一憂する心」が問題なのです。

この違い、気づいているでしょうか?

3.摂食障害の心と身体、両方を整えていますか

身体の治療
心の治療
栄養のサポート

摂食障害の回復には、この3つが不可欠だと考えます。

治そう!
治さなきゃ!

そう思った時、治療が偏っていませんか?

心が元気なら、生理がなくてもいい!と思ってしまったり
体重だけを戻すことを目標にしてしまったり
食事を完ぺきなバランス定食にすることが、ゴールだと勘違いしてしまったり

そして、回復に行き詰まりを感じたり
逆に、ドーンと悪化したり

私は、身体・心・食の3つの治療バランスをとても大切にしています。

拒食の人に、無理やり食べさせても、入退院を繰り返すリスクがあります。
過食の人に、過食を禁止しても、他で爆発するだけです。

料理を作ることに熱中しても、それだけで社会復帰はできません。
完ぺき過ぎる食生活を求めると、臨機応変な対応が難しくなります。

だからこそ、バランスなのです。

心がゆったりとして
体型もまぁまぁ許せる

生理もフツーにあって
メリハリのある身体つきになる

3食バランスは考えるけれど、
イレギュラーな食になっても、パニックにならない・・・etc.

快適に生きていくということは、
こうしたバランスの取れた状態になる、ということではないでしょうか?

▼休養も大切なバランスの1つです。

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摂食障害に《1番効果的》な治し方。休学・休職しても回復しなかった方、必見!拒食症・過食症は、入院や薬ではな《心の休養》が必要。カウンセリング歴12年以上の専門カウンセラーが丁寧に解説します。国家資格・公認心理師。