摂食障害カウンセリング
中村綾子です。
ご飯、大好きです^^
でも、ご飯を徹底的に嫌っていた時期がありました。
拒食の時だけでなく
過食の時も、
ご飯は敵でした。
今回のご質問をご紹介します。
◆メルマガ読者さんからのご質問◆
私も炊いたお米が怖くて食べられません。
理由は白米大好きで一口食べたら止まらず軽く2合くらいペロリといけるからです。
炭水化物との付き合い方教えてください
*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。
ご質問をありがとうございます。
1.「炭水化物のとの付き合い方」は、自分との付き合い方
野菜は、大抵の摂食障害の方にとっても、
抵抗なく食べられるものです。
タンパク質も、種類によっては、
受け入れられることがあります。
最後まで問題になりやすいのが、炭水化物なんですよね。。。
元々「ご飯が好き!」という人も、
元々、「白い御飯って、あんまり…」という人も、
やっぱりご飯が怖くて
ご飯を「食べちゃいけないもの」と考えてしまう。。。
でも、
そんな「食べちゃいけないもの」と思い込んでいる食べ物だからこそ、
あなたにとって、重くてツラくてしんどい「相手」なのかもしれません。
あなたが、今、動きたいなら、エネルギー源が必要です。
あなたが、今、一生懸命に集中したいなら、炭水化物が必要です。
あなたが、頻繁な空腹を感じてイライラしたくないのなら、お米は味方かもしれません。
「好き」に正直になってみよう。
「食べたい」に応えてあげよう。
そして、
「大丈夫」と、自分で自分に言ってあげよう。
だって、大丈夫なんだから^^
2.【私の過食症】ご飯3合食べた日
実家が嫌で嫌でたまらなかった大学院生時代、
無理やり一人暮らしをしいました。
小さなキッチンで
一応、自炊していました。
ある時、
ご飯を炊くと、
どんどん食べ続ける自分がいました。
最初は、ふつうにお茶碗に盛ったはず。
でも、「もう少し」から「もっと」へ。
「もっと」から「食べ切らなきゃ!」という緊迫感へ。
そして、炊いたはずの3合のご飯が
からっぽになってしまいました。
何度か繰り返していたので、生活を変えることにしました。
実家に戻ったのです。
嫌で嫌でたまらなかった場所でも、
コントロールが効かない自分が恐ろしかったのです。
実家でも、コンビニ過食はありました。
でも、ご飯3合の過食は1度も起こらなくなりました。
誰かと一緒に「居る」ということ。
自分のために、ご飯を作ってくれる人が「居る」ということ。
これらが、ご飯3合に走らなくなった理由の1つかもしれません。
3.自分に与えていますか?
食べるというのは、
自分で自分に与えるという行為です。
与えることを、
自分に許していますか?
休むことも
食べることも
言いたいことを言うことも
行きたい場所に行くことも
全部、与えることなんです。
食を解決したいなら、
食以外を変えていく必要があります。
食を変えたい時に、
食だけに焦点を当てると、
ますます上手くいかなくなります。
家で、休めていますか?
家で、心の居場所を感じていますか?
ラクって何だろう?
楽しいって、どんな感覚だろう?
心から大笑いしたのは、いつだったかな?
そんなことを、ぼーっと考えてみませんか?
「与える」が出来るようになると・・・
ゴロゴロ休むことも許せたり
食べ過ぎても落ち込まなくなったり
お金をつかうことに躊躇しなくなったり
その上で、人にもラクに与えることが出来るようになるんです。
与えても
あなたがダメな人間になるわけじゃないですから。
安心して、与えていきましょう。