【開業】スクールカウンセラーより開業でよかったこと


*誕生日ディナー&ホテルステイ

41歳になりました。誕生日だからこそ、振り返りたいこと。

開業10年目カウンセラー中村綾子です。プロフィールはこちら

誕生日って、これまでのことをイロイロ振り返るタイミングかなぁと思っています。
私が、スクールカウンセラーになりたかった理由と、それを諦めて開業した理由についてお話しします。


*感動した人参ポタージュスープ

小学6年生の決意:スクールカウンセラーで不登校の子の役に立ちたい

カウンセラーになると決めたのは、小学校5年生か6年生の頃です。

何を見て覚えていませんが「臨床心理士」という資格を知り、カウンセラーという人は「悩んでいる人の話を聴く仕事だ」と知りました。

そして、小学校の卒業作文に「児童臨床心理士をめざして」というタイトルで書いていました。

それくらい、当時からハッキリした気持ちが固まっていました。

この話を大人になってから友達に話すと、すごく驚かれます(笑)。

・そんな年齢で将来のことなんて考えていたの?
・そんな年齢で、臨床心理士なんていう言葉を知っていたの?

という2つのリアクションですね(笑)。

私は小4で、すごくいじめられて不登校だった時代があるので、その頃から「心というもの」にとても興味を持ちました。当時、我が両親に理解が無かったので、それが長年の軋轢になり、20代で摂食障害を発症した1番の原因になったと思っています。

両親にも
学校の先生にも
他の人にも

理解がなかったからこそ、「分かってあげられる人」になりたかったのです。

それが、小学生で抱いたカウンセラーという道でした。

スクールカウンセラーを諦めるしかなかった現実

すごく長いストーリーになるので、かなり簡略化しますが…
スクールカウンセラーになるために、カナダに留学して、やっぱり日本で…と考えて帰国しました。

帰国して、大学院に無事合格・進学したものの…なんだかなぁ~という世界でした(涙)。

同時に、自分も摂食障害真っ最中だったので、本当にいろんなことが上手くいきませんでした。

入院も休学もありつつ、どうにか最後までこぎつけた…と思ったら、修士論文不合格に(涙)。

泣き続けて、顔の筋肉が痙攣するという初めての事態に陥りました。

その後も、迷う時間的余裕もなく

大学院をこのまま続けて、再度修士論文を書くのか
大学院を諦めて、やめるのか

という選択をスグに迫られ(新年度が始まるまでに)、「やめる決心がつかないから、とりあえず続けるしかない」という気持ちで一旦継続を決めました(=授業料を振込ました)。

でも、気持ちはついていかず。

ものすごい過食がひどくなり。
どうしようどうしようどうしよう…という気持ちしかなく

結局大学院には、5月くらいから全くいけれなくなり、退学手続きに至りました。

小6から目指してきた臨床心理士になれない。
スクールカウンセラーにもなれない。
この先どうしていったらいいか、分からない。

大学院を辞める決心をしたのは自分ですが、この先の不安も一気に押し寄せてきて、ますます過食が悪化する日々でした。。。

摂食障害の「治った人」に出会いたかった摂食障害時代

*誕生日のホテルステイ。美しいベッドですが…これが高すぎてよじ登る(><)

大学院をやめた直後だけではなく…
私が摂食障害時代に、いつもいつも思っていたことがあります。

それが、「治った人に会いたい」です。

正直、治った人が実在するのかどうかも分かりませんでした。
摂食障害で通院しても、「患者さん」しかいないですから。

入院すれば、拒食・過食を繰り返して、摂食障害の入退院を繰り返しているベテラン患者さんは、たくさんいましたが。。。

治った人に会いたい。
でも、見つからない。

そんな気持ちでモンモンとしていました。

働かなくては…という想いでパン教室をやってみたものの上手く行かず、結局はカウンセラーに戻りました。

*この部分、すごく割愛しています(^^;)

【カウンセリング】いきなり開業しても、食べていけるようになった理由

量をこなす
無茶苦茶に働く

ということに取り組んできたので、いきなりカウンセリング開業しても上手くいったのです。

以前の開業メルマガで「ひとりブラックは悪いこと?」という記事を書きました。

私は開業当初は、どんな形にせよ「没頭すること」が大切だと思っています。

経験不足は、大量の経験をすることでカバーできます。
知識不足は、仕事しながら不足分を必要に迫られながら学ぶことで、どうにか追いつきます。

そんな大量行動こそ、開業カウンセリングの原点です。

スクールカウンセラーより開業でよかったこと

比較するよりも…

スクールカウンセラーとして仕事しなくて良かったです!

・何か問題が起こると、スグに「スクールカウンセラーは何をしているんだ」と言われてしまう
・あのキライな学校の空気に触れなくていい
・四方八方に気をつかう仕事なんて、自分には無理…etc.

と思っているからです。

ひとりで開業カウンセラーとして生きていくのは、何よりも自由があります。
その自由が好きなので、開業してよかったと思っています。

⇒1年前、40歳の誕生日でお伝えしたかったこと