ご家族としてはショックですよね…、体重増えていなかったんだ、と。
こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
拒食症で通院していると、
・通院のたびに、体重測定がある
・体重●㎏を下回ったら入院、と言われている
・体重が●㎏に達するまで、学校に行ってはいけない
といったルールが課せられることがよくあります。
*もちろん、病院や主治医の先生の方針により異なりますので、指示に従ってください。
こうしたルールがある時、よくあるのが…
体重をごまかす
ウソの報告をする
服に何かをいれて、数値を重たくする
といった「ごまかし」「ウソ」です。
今回のブログ記事では、拒食症の体重管理で、ウソが分かった時に家族はどうするかについて、カウンセラー視点でお届けします。
拒食症:体重にウソ…が起こりやすい理由
前述のように、体重によって厳しいルールが課せられている時は、ウソが起こりやすい場面です。
厳しいルールそのものが問題というよりは、
・治療者とお嬢様の間で、きちんと話し合って決めたルールか否か
・お嬢様はホントに納得していたか否か
・万が一、守れなかった場合はどうなるか決めていたか
などのほうが、重視すべき課題です。
残念ながら多くの病院では、体重制限や体重によるルールが一方的に決められている場合がほとんどではないでしょうか。
さらに、体重測定の方法や頻度についても、きちんと合意が取れていたかが大切です。
・誰が
・どこで
・どんな服装で
・どれくらいの頻度で
体重測定するのか。
拒食症真っ最中の場合、0.1kgに一喜一憂してしまうのは、ある意味致し方ないのかもしれません。
拒食症のお嬢様が一喜一憂することよりも、ご家族がどのように対応していくかのほうがずっと大切です。
拒食症:体重のウソが分かった時、家族はどうすればいいのか
では、実際に体重のウソが分かった場合についてです。
どのようにして、体重のウソが発覚するのか
発覚したタイミグや方法にも、回復ヒントがあるかもしれません。
・「重り」を入れていたことが分かる(=服から重りが出てくる)
・お嬢さまの自己申告
・ご家族が体重計に記録されている履歴を見る
などが挙げられます。
拒食症と体重のウソ:家族は叱る?無かったことにする?
1番よくないのが、「無かったことにする」です。
拒食症という病気は、親子のコミュニケーションが大きな課題になっている場合が多いです。
ですから、体重のウソが発覚したことはいいチャンスと捉え、話しあうチャンスにつなげていただければと思っています。
ご家族が
・怒る
・叱る
・落胆する
・泣く
ということが、あってもいいと思います。
感情を表現することは悪いことではありませんから。
しかし、感情を表現した後は、キチンと冷静になって向き合っていきましょう。
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