【開業】カウンセリングの《料金設定》はどうするか?


カナダ留学中の2000年5月、家族に送った生のメープルの葉を貼り付けたカード。今も冷蔵庫に眠っていました。

公認心理師・中村綾子です。
開業11年目の現在に至るまで、カウンセリング料金はいろいろ変えてきました。

カウンセラーとしての経験があっても、カウンセリング料金を自分で決めることには抵抗感を抱く方が多いようです。

私自身は、

・摂食障害専門カウンセリング
・開業コンサルティング
・動画教材

など、様々なサービスをご提供していますが、こうした価格は、自分で決めているものです。

もちろん、その時々でコンサルさんに相談したり、価格の見直しを行ったりしています。

カウンセリング価格は自分で決めるもの。

カウンセリングとは、原材料のない商品だからこそ、何かをもとにして価格を決めることが難しいです。

適正価格の考え方についてお届けします。

カウンセリング料金は、何を基準にしてきめるのか?

・資格
・経験年数
・相場
・立地…

何を基準にしてもしなくても、自由です。
カウンセリング料金に根拠があっても無くても構いません。


*資格を取ったはいいけれど…と止まっている方が多いのでは。

同時に忘れてはいけないことが、どんなに考えても、「カウンセラー目線」から抜け出せないことです。

たとえば、苦労してとった●●というカウンセラー資格があるから、高く設定しようと決めたとします。

しかし、カウンセリングを受けようか迷っている方・大きな悩みを抱えてカウンセリングをネット検索している方にとっては、「カウンセラーの苦労して取得した経験」なんて関係ないことです。

ですから、クライアント様にお申込みをいただけるか否かがすべて…というある意味シビアな世界です。

カウンセリング料金を決めるために1番大事なこと

私は自分が納得していることが1番大事だと思っています。

世間的にみて、その料金が安くても高くても、です。

納得できるか否かは、自分でしかわからないことです。

開業コンサルティングでは

【いくらにすればいいですか?】

というご相談は、非常に多くいただきますが、この場合、私は一旦、こんなふうに返事をします。

「いくらにしたいですか?」

ご自身で考えてみていただいた上で、そのカウンセリング料金について話し合うことはできます。

しかし、こちらから「●円にしましょう」とお伝えするのは、ちがうと思っています。

まず、考える
いろんなカウンセラーの価格を見てみる
自分がどう感じるかを観察してみる
自分の場合なら、いくらなのか…

料金設定は、世間に打ち出すものですから、結構ドキドキするものです。

ドキドキする過程も、開業のひとコマです。
開業するのは、ご自身ですから、開業のひとコマも充分に味わっていきましょう。

こうしたカウンセリング価格についてのお悩みも、コンサルティングで承ります。
◆開業コンサルティング

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