【開業】カウンセラーの情報発信:「無料」と「有料」の使い分け方

公認心理師・中村綾子です。

開業前からブログを書いて情報発信しています。

最近ではYouTube更新やインスタなど、情報発信の幅を広げているだけではなく、「動画で学ぶ」という新しい情報の伝え方にも力を入れています。

そこで、情報発信における「無料」と「有料」の違いと、その効果的な使い分け方についてお話しします。

情報発信における3段階

私たちが情報を発信する際、大きく分けて3段階があります:

1. 【無料】
2. 【有料(複数対象)】
3. 【有料(1対1)】

それぞれの特徴と役割をご紹介します。

段階(1). 【無料】情報:入口としての役割

– 例:メルマガ、YouTube、ブログ、SNSなど
– 特徴:「あっさり」した内容
– 目的:多くの人に知ってもらうこと

無料コンテンツは、自分のカウンセリングや専門性を多くの人に知ってもらうための入口です。短めで興味を引く内容にすることで、有料サービスへの橋渡しとなります。

段階(2). 【有料(複数対象)】:より深い価値提供しよう

– 例:セミナー、動画教材、電子書籍など
– 特徴:「じっくり」した内容
– 目的:特定のテーマについて詳しく学んでもらうこと

有料の複数対象向けコンテンツは、特定のテーマについてより深く掘り下げた内容を提供します。

無料では伝えきれない価値ある情報を、有料サービスとして提供します。

段階(3). 【有料(1対1)】:受講者さまの「今の悩み」に合わせた対応ができる

– 例:コンサルティング、カウンセリング
– 特徴:完全にカスタマイズされた内容
– 目的:個別の状況に合わせた最適なサポートを提供すること

1対1の有料サービスでは、受講者さまの経歴、考え方、現在の状況などを詳しく把握した上で、最適なアドバイスやサポートを提供しています。

【具体的な事例】摂食障害専門カウンセラーとして、無料・有料の区別を意識しているところ

無料・有料を意識して、摂食障害専門カウンセリングとして行っているのは、

1. 知ってもらう「入口」:

無料ブログ/ YouTube / メルマガなどで摂食障害についての考え方を繰り返し配信することで、「摂食障害専門カウンセラー」としての認知を広める

2. 単発の有料サービス/商品:

動画教材/セミナーなど、受講者さまの状況やお悩み事に合わせた内容を、単発(または単体)でえらんで受講していただける。「お試し」の役割にも。

3. 継続コースのカウンセリング

長期的に【1対1】でじっくり関わらせていただくことで、「摂食障害の卒業」という1つのゴールをめざすことができる

これから開業するカウンセラーの方は、どれか1つの情報発信ではなく、それぞれの段階にはそれぞれの役割があることを意識し、「無料→有料(複数対象)→有料(1対1)」の流れをつくっていきましょう。

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