カウンセリング開業11年のコツ:ひとりでムリなく続けるには


こんにちは、開業カウンセラー/公認心理師の中村綾子です。
2013年に摂食障害専門カウンセラーとして開業して以来、11年間カウンセリング業を続けてきました。

今回は、長年この仕事を続けられた理由を3つご紹介します。

1. 新しいことへの挑戦

変化の早い時代ですから、カウンセラーとしても従来のやり方に固執するよりも、積極的にあたらしいやり方・考え方を取り入れることが大事だと考えます。

以下の新技術や方法に積極的に取り組んできました:

– AI活用
– 電子書籍の出版
– オンラインカウンセリングへの移行
– 動画コンテンツの制作(YouTube含む)

元々の性格の「新しいもの好き」というのもありますが、新しいものを取り入れたり学んだりすることで、自身にも刺激になり続けることが出来ているのだと思います。

今、1番チカラを入れているのはAI活用です。


⇒AIについてのYouTube動画はこちら

2. ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方

私は17歳から23歳までをカナダに留学していたので、日本とは異なる働き方を間近でみてきました。

だからこそ、「仕事中心」ではなく「生活ありき」の考え方を大切にしてきました。

具体的には:

– 週3日の営業に限定
– 公認心理師試験勉強とのバランス
– 介護との両立

自分の生活リズムや状況に合わせて仕事のスタイルを調整することで、自分の理想の働き方により近づいていったと思います。

特に母の介護・同居生活はとても大変でしたが、やっぱり同居してよかったです。

介護生活の間は、ストレスがたまり過ぎて仕事なんて辞めたい!と思ったことも正直ありますが、実は仕事をしている時間に救われたいた自分にも気づくことができました。

3. カウンセリングの数より質を重視

意外に思われるかもしれませんが、カウンセリングの数を減らすことも重要です。

「忙しい」「満席」≠成功

カウンセリング開業した2013年から数年間は、やはり「たくさんのカウンセリングをやること」が1番の目標であり、やりがいでした。

しかし、数ばかりを追い求めている自分にギモンを抱くことが増えていきました。

カウンセリング数が多すぎるデメリット

たくさんのクライアント様のお役に立てることは嬉しいことです。しかし、ひとりで開業しているからこそ、スグに限界があります。

一人一人のクライアントに丁寧に向き合うことで、より質の高いサービスを提供できます。

 価格改定以外の改善策

カウンセリング料金も改訂してきましたが、上記の通り、動画教材やnote記事の販売などを通して、「実労働だけに頼よらない働き方」にも注力してきました。

結果、カウンセリング時間を減らしても売上を維持(or上昇)することが出来たと思っています。

まとめ

カウンセリング業を長く続けるコツは、新しいことへの挑戦、柔軟な働き方、そしてサービスの質の向上にあります。

振り返ってみると、開業11年間は、これらの働き方を通して持続可能なカウンセリングにつながったと考えます。

これから開業される方も、自分なりのバランスを見つけて、長く続けられる仕事のスタイルを見つけていくことをオススメします。