拒食症の娘に「体重、何kg?」と聞いても大丈夫?専門家が教える正しい接し方


*先日の友人とのランチ。令和の米騒動、貴重なご飯ランチです(笑)。

こんにちは。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。

拒食症のお嬢様を持つご家族の皆様、「体重」という言葉を口にするのをためらっていませんか?

多くのご家族が、以下のような不安を抱えています:

– 娘を傷つけてしまうのでは?
– また食べなくなってしまうのでは?
– 娘が怒り出すのでは?

こうした心配から、体重についての話題を避けるご家族が少なくありません。

しかし、摂食障害専門カウンセラーの立場から言えば、それは必ずしも正しい対応とは言えません。

専門家の見解:体重について「フツーに聞く」ことが大切

摂食障害専門カウンセラーとして、私がお伝えしたいのは以下のポイントです:

1. 体重について、普通に聞いてもOK
2. 体重は「発熱」と同じように扱う
3. 自然な会話の中で体重の話題を出す

体重=発熱というマインドセット

体重の話題を避けすぎると、かえって不自然な雰囲気を生み出してしまいます。代わりに、体重を「発熱」と同じように捉えてみましょう。

例えば、お嬢様が風邪で熱が出たとき、どのように接しますか?

– 「熱は?」
– 「体温測った?」
– 「何度だった?」
– 「熱下がった?」

このように、自然に聞くことができるはずです。体重についても同じ感覚で接することが大切なのです。

正しい体重の聞き方:具体例

では、実際にどのように体重について聞けばいいのでしょうか?以下に具体例をご紹介します:

1. 「今日、体重測った?」
2. 「最近の体重はどう?」
3. 「主治医の先生に、体重のこと聞かれた?」

これらの質問は、押し付けがましくなく、自然な会話の流れの中で使えます。

注意点:タイミングと頻度

ただし、以下の点には注意が必要です:

– 毎日聞きすぎない
– 食事中は避ける
– お嬢様の様子を見て、適切なタイミングを選ぶ

まとめ:体重の話題を恐れないで

拒食症のお嬢様との関わり方で、体重の話題を避けすぎるのは逆効果かもしれません。体重=発熱というマインドセットを持ち、自然な会話の中で触れていくことが大切です。

ただし、これはあくまで一般的なアドバイスです。お嬢様の状態や主治医の指示によっては、異なるアプローチが必要な場合もあります。迷った時は、専門家に相談することをおすすめします。

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