摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。
治りたいなぁ。
治るのかなぁ。
治るって、どんな状態なんだろう??
行ったり来たりする気持ち
揺れ動き続ける気持ち
「やっぱり、治りたい!」と思っても、
一体何をどうしたらいいのか分からない・・・。
そんなお悩みを抱えている方も
多いと思います。
今回は、治ること・取り組む順番を
お届けしていきます。
この順番ではないと絶対治らないとは思っていませんが、
私は、こんなふうに考えています。
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■摂食障害の治ること・取り組むこと
(1)治療者と出会う
(2)治療を続ける
(3)対人関係の整理
(4)環境の見直し
(5)生き方を変える
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どこにも「食」が入っていないですよね^^
摂食障害は「食」の病気ではなく、
心の病気ですから、
「食」について必死にならなくても
変わっていくものと思っています。
「食」だけに必死になってしまうと、
心の訴えを見落としたり
食に対して完璧主義が発揮されてしまったり
やっぱり摂食障害とは何の病気?という原点にたち戻ってほしいのです。
上記を1つずつ説明していきます。
(1)治療者と出会う
コレが1番難しく、
コレが1番時間がかかるのです。
私の摂食障害専門カウンセリングには
全国各地からお越しいただいていますが、
全国各地の病院やカウンセリングを見聞きする度に痛感していることがあります。
今も、何も変わっていないことを。
私がはじめて拒食症という診断を受けた2006年1月。
それから11年以上の月日が経過しています。
けれど、多くの治療という名目で、
体重だけに注目した治療がとてもとても多いみたいです。
行き当たりばったりで治療者を探していくと、
「あの先生のココがイヤ」など、
イヤなところばかり目についてしまいがちです。
そして、周りのうわさやネット上の口コミに
惑わされてばかりになってしまいます。
だからこそ、あなた自身がどんな治療を受けたいか、
どんな人が治療者であってほしいか、
それらをハッキリさせることが先決ではないでしょうか?
(2)治療を続ける
コレが、その後の回復を決定してしまいます。
どんな治療者に出会っても、途中で辞めたら、
そこで終わりなのです。
継続は力なりと言いますが、
継続だけが回復につながるのです。
治療中断は、せっかく進んできた回復を
ゼロに戻すことになりかねません。
上記の(1)でじっくり選んだ治療者であれば、
ぜひ、【続ける】ことを忘れないでいてください。
次に、あなた自身で取り組んでいく大切なことが、
以下の2つです。
(3)対人関係の整理
(4)環境の見直し
どんな治療を受けても、
治療者と会っている時間は、日常の中のごくわずかな時間です。
私の摂食障害専門カウンセリングでいえば、
2週間に1回。
1回50分です。
つまり、カウンセリング日でも、23時間10分は、
あなた自身の過ごし方で、回復が左右されるのです。
対人関係の整理とは、
合わない人との付き合いを手放したり
友達に勇気を出して自分のことを話したり
無理やり愛想笑いを続ける自分を辞めたり
避けていた食事会に行くようになったり・・・etc,
カウンセリングで心が変わっても、
あなたの対人関係を変えていくのは、
やっぱりあなた自身です。
これも、治療場面以外で、取り組むことです。
そして、環境調整ですが、
決して、今すぐ引っ越すとか、一人暮らしするべき!という意味ではありません。
家の中の過ごしやすさを見直す
自分だけの時間を取り戻す
今の学校が合っているかどうか、考える
仕事を「続けるか、続けないか」と向き合う・・・etc.
環境もあなた自身でえらべるのです。
今いる環境は、あなたが選択してきた結果なのです。
「こんな環境で・・・」と愚痴をいう前に、
選択することに主体的に取り組んでほしいと思っています。
(5)生き方を変える
摂食障害の回復の最大の要だと思っています。
生き方を見直し
生き方を変えること
合わない生き方をしているから、
心がSOSを発している状態
それが摂食障害そのものではないでしょうか?
何がどう合わないのか
何が苦しいのか
それさえも、分からない状態にいる方も
少なくないと思っています。
ですが・・・
摂食障害という病気が
発しているサインを、どうか真摯に受け取ってほしいのです。
人の顔色をみて
人に合わせて
みんなと一緒にいて
みんなと同じことを選んで
目立ってはいけない
意見を言ってはいけない
感情を出してはいけない
そんな生き方を、この先、何十年と続けていきたいですか?
生き方を変えるって、大きな勇気がいることです。
そんな状況にいるあなたへのアドバイスは、こちらです。