普通に食べたい気持ちと、普通が怖い気持ち

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

普通に食べたい。
自由に食べたい。

そう願う一方で、

普通に食べるのが怖い。
普通になるのが怖い。

そこで、
止まっていませんか?

そして、堂々めぐり・・・
いつも同じところで、堂々めぐり。。。

「向き合う」っていうことを、
勘違いしていたり。

過食を無理やりガマンすることがイイと勘違いしていたり。
どこかで言われた「食べて吐くなんてワガママだ!」という言葉に傷ついた自分の心が、そのままになっていたり。

今、堂々めぐりしている自分とも、向き合っていますか?

向き合うとは、
決して、食べものを前に、じーーっと見つめ続けることではありません。
また、何を食べよう?何を食べたらいいんだろう?と考え続けることでもありません。

本当に向き合うとは、
もっともっと、根っこ。

なんで、普通に食べられなくなったんだろう?
なんで、太ることが、こんなにも恐ろしくてイヤなことなんだろう?
なんで、人の言葉にキズついてばかりなんだろう?

そんな「心」と向き合うこと、
心の「根っこ」について考え続けること。

それらに、本当に取り組んでいるでしょうか?

冒頭の写真は、ある日の私の夕食^^写真は、焼く前の状態ですが。
ローソンの冷凍ピザです(笑)。
一応、野菜スープもあったので、「まっとうな夕飯」です(私的には(笑))。

自由に食べられるようになったのは、
「何を食べたらいいか?」を考え続けたからではありません。

自由に食べられるようになったのは、
摂食障害の心が回復したからです。

摂食障害の心の回復のためには、
幼いころからの親との軋轢と向き合い、
果てしない喧嘩を繰り返し、
恨みつらみを吐き出し、
分かってほしいのに分かってもらえない、
分かってもらえなくて苦しいのに、諦めたくなる気持ち。
諦めたら、楽なのかもしれない・・・という気持ちが沸く一方で、
もっと分かってほしいと訴えるココロ。

そんな、自分の心の中での葛藤と、
親との葛藤と、
世の中との葛藤を、

ずーーーーーーっと
何年も何年もかけて取り組んできたからこそ、
摂食障害の心が回復して、
食べることの自由が戻ってきたのです。

治ることのむつかしさと
治ることのシンプルさ。

摂食障害を難しいと感じるのは、
きちんと摂食障害を理解している治療者が少ないことも、理由の1つかもしれません。
相性のイイ治療はの選び方。こちらを参考にしてください。