【ご質問】チューイングしたい欲求はどうしたらいい?

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

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◆ご質問

私は中3の頃から今に至る約10年、主に拒食症で、その中でも今、拒食の真っ只中で1番酷かった頃と同じぐらいの状態にまで陥っています。

体内に食べ物を入れるのが怖く、チューイングが主で成り立っている日々です。

このままではダメだ、という思いもあり、これから少しずつ食べていかなければ…と思っているところでまだ行動はできていません。また、長年、体内に入れるのが怖くて、美味しそうなものや太りそうなものなど禁止する食べ物ばかりで、長年溜め込まれてきたそれらを一気にチューイングしたい、口にしたいという欲求がもう爆発しそうです。爆発寸前です。

こういう状態なのですが、

・これから少しずつ食べて、体内に食べ物を入れていく過程で、チューイングはやめなければいけないのでしょうか?

・やめるとなっても、長年溜め込まれてきた、思いっきりいろんなものを口にしたい、チューイングしたいという欲求はどうしたら良いのでしょうか?

私的には、爆発しそうなチューイング欲は、抑えてしまってはどんどん欲が出てくるし、抑えられそうにないので、一度爆発させて、気のすむままにチューイングしてみよう…と思ったりしています。できれば好きなだけ、やりたいだけチューイングしたいです。

ご質問をありがとうございます。
メールであっても、「聞いてみよう!」と思って実行することはとても勇気のいることですよね。

今回のブログ記事が、少しでも参考になればと思っています。

公認心理師・中村綾子
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そもそも、「体内に入れるのが怖い」は、何が怖い?

「体内に入れるのが怖い」を、「太るのが怖い」と解釈した上で、進めていきます。

私がカウンセリングでよくお伝えしているのは、

「『太るのがコワイ』は、ダミー」

です。

つまり、

ホントは「太るのがコワイ」ではなく、他の何かが「コワイ」のです。

例えば、

・学校に行くこと
・いつも頑張って勉強すること
・他の人と同じように働くこと
・優等生の自分でいること・・・etc.

などが「コワイ」にも関わらず、「太る」という言葉で置き換えてしまっている場合がほとんどです。

もちろん、これはメルマガ読者様からのご質問ですので、実際の真意はわかりません。
ですが、ご本人が気づいている場合も、気づいるけれど抑え込んでいる場合もあります。

心の病気の「身体を優先」する時

繰り返しになりますが、メルマガ読者様からのご質問のため、お身体の状況がわかりかねます。
そのため、推測と一般論で「お身体の状況」についてお伝えしていきます。

私も拒食症から始まった摂食障害で入院経験がありますが・・・

拒食と診断されたばかりの頃、よくこんなふうに言っていました。

・体重ではなく心を診てほしい
・好きなものを食べて増やしたい
・食べるのは楽しい。でも胃がツライから食べられない

いかがでしょうか?
どれか1つは当てはまるのではにないでしょうか?
もしかしたら、拒食症に悩んでいる方なら、上記すべてが当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。

けれど・・・

心は、まず身体ありき、なのです。

つまり・・・お身体の状況によっては、身体の治療を何よりも優先する必要があるのです。

その時は、

心の病気でも、身体と体重が優先。
好きなものではなく、強制的に食べる
胃がツライなら胃薬飲んで、食べる(もしくは、胃がツライことは無視される)

ということがあり得ます。

実際、私も拒食から回復していくとき、もちろん不本意で体重が増えていった時期ですが、食後がとてもつらかったです。

胃が重い
全身がだるい
足が痛い

この足が痛いは、食事と無関係に思えますが、知り合いの薬剤師さんに相談した時は、「消化によって全身の血が胃にあつまって、それで手足に血液が行かなくなるのでは・・・」というお話をいただきました。

それが、ホントかどうかはわかりませんし、栄養不足にも関わらず普通に動いていれば、やはり体的には過剰運動なので、足の筋肉が悲鳴をあげていたことも考えられます。

お身体の状況は、主治医の先生に指示に従って治療なさってくださいね。、

チューイングした欲求が治る過程とは

これは、過食欲求と同じ、と考えています。

過食の治り方についてブログでもカウンセリングでも、お伝えしているのは、

ガマンじゃなくて、過食が不要になる!

です。

ガマンしている限り、いつか爆発します。
ガマンしている限り、他のところで欲求が出るかもしれません。

でも、不要になったら、「別に・・・」という感じになります。

不要とは、その言葉の通りです。
「重要」ではなくなること。
それが、不要ですよね。

食べたい!食べたい!っていう衝動そのものがない。
詰め込みたい!という気持ちが、そもそも沸かない。

それが、ホントの回復なのです。

今、正しい治り方を身に着けていますか?
心が納得できなくても
今すぐ何もかもを変えることが出来なくても。
まずは、正しい知識を入れて、触れている情報がホントに正しいかどうか、自分の力で吟味できるようになっていきましょう。

・・・

摂食障害について、いろんな人がいろんなことを言っています。
いろんな意見があります。

経験者の私からみると、「専門家」という人の意見でも、出版された本でも、「専門病院」という場所でも、、、、

「???」

と思える考え方は、とてもとても沢山あります。

でも、それを選ぶのは、あなた自身です。

あなたが、何をイイと思うのか。
あなたが、何を基準に選ぶのか。

治療法を選ぶのは、あなたの大切な権利ですから。
正しい知識を持って、あなたの人生のために、ちゃんと選べるようになっていきましょう。
摂食障害のただしい知識は、こちらでもお読みいただけます。