拒食で受験生の娘が母にベッタリ

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害と受験が重なったり
摂食障害と就職活動が重なったり

2つ、もしくはそれ以上の事が同時進行・・・

実際に動いている事以上に、
心はきっと大変ですよね^^;;

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今回頂きましたご質問は、受験生の娘さんを持つお母様からです。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆

中学三年の娘の母です。

半年ぐらい前から食事内容、体重にこだわり、
体重も落ち、生理もまだきていません。

食以外にもこだわりが強く、受験期でもあるので、
毎日情緒不安定で、友達とも関わらず不安・孤独感でさみしいと私にべったりです。

他人にはわからないから、話すのは嫌だといい、
私だけでは、どうにもならず・・・どうすればよいか・・・


*ブログでは、一般論と私の経験談の範囲で回答させていただきます。

ご質問をありがとうございます。

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1.治療者と出会っていますか?

2.分からないことは、分からないと言えていますか?

3.「みんなと一緒」が幸せですか?

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1.治療者と出会っていますか?

ご質問の文面だけでは分からないのですが・・・

通院はされていますか?
満足に話せていますか?
お母様も、その主治医を信頼出来ていますか?

摂食障害の回復は、相性のいい治療者(医師・カウンセラー)と
出会うことがスタートです。

出会うということ

医者と患者
カウンセラーとクライアント

こうした立場の違いはあるものの
「人と人の出会い」なのです。

もし、娘さんが治療を完全拒否しているなら、
お母様自身が出会ってみてください。

娘さんに強制するためではなく、
お母様自身がラクになるために。

出会うということ
話すということ
共感してもらうということ
安心できるということ

これらを、お母様自身で、じっくり感じて欲しいと思います。

2.分からないことは、「分からない」と言えていますか?

いつもベッタリ
いつも離れない
何でも確かめてしまう
何でも聴いてしまう

摂食障害の娘さんが、そんな状態ではないでしょうか?

そして、お母様は「娘が、かわいそうだから・・・」と
何もかも答えてしまっていませんか?

お母様の意見と
娘さんの意見

この2つが常に混雑して、
娘さん自身の考えや気持ちが分からなくなっていませんか?

お母様の関わり方で、1番大切なのは、

「答える」ではなく、
「応える」です。

不安でたまらない気持ち
落ちつかない状態
イライラしてしまう心

これらを、理解して、そっと寄り添う関わりです。

それが、気持ちに応えることではないでしょうか?

本当の意味で、「答」とは、
娘さん自身にしか出せないものなのです。

娘さんが、自分で「答」を出せるようになるまで、
じっくり待ってみませんか?

お母様が出来ることは、
娘さんが答を出すチカラをつけていくためのサポートなのです。

一生、お母様に24時間付き添ってもらうことは出来ません。

自然の原理でいえば、お母様の寿命のほうが先にくるのです。

娘さんが、自分の足で歩いていけるようになること。

摂食障害であっても・なくても
目指すところは、同じではないでしょうか?

3.「みんなと一緒」が幸せですか?

これ、とても気になるところです。
そして、ものすごくムリを感じる場面です。

今、摂食障害が起こっているという意味、
考えているでしょうか?

今、摂食障害にならなければいけなかった理由、
じっくり向き合っているでしょうか?

世の中のほとんどの子は
元気に学校に行って
授業を受けたり
部活をしたり
遊んだり
塾に行ったりしながら、
受験を迎えているのです。

同じことを、拒食症の娘さんに求めてしまっていませんか?

だから、心がどんどん辛くなって
ますます拒食症が治らないのです。

今出来ないことは、
今やらなくていいこと。

今出来ないことは、
これから、出来るようになるタイミングが来ること。

それなのに。。。

みんなが受験するから
みんなが勉強しているから
みんなが友達と出かけているから

そんなふうに「みんなと一緒が1番」と
思い込んでいませんか?

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お母様は、娘さんを信じることが出来ていますか?

何があっても大丈夫
今上手くいかなくても大丈夫

お母様が本気で信じることが出来るようになること。
お母様が本気であれば、娘さんの心にも安心が芽生えていきます。

お母様が口先だけの言葉で「大丈夫」と言い続けると、
娘さんの心は、ますます不安定になります。

まずは、お母様自身の心を整えていきませんか?