カウンセラーが開業したら自分時間が無くなった!?

公認心理師・中村綾子です。

・やりたいことを仕事にしたい
・自由な働き方を手に入れたい
・時間にしばられずに仕事したい…

と思って開業したはず。

でも、理想と現実がちがうことに悩んでいませんか?

実は…
私も、開業する前はオンもオフも充実!という働き方を目指していました。

しかし…カウンセリングを開業し集客できるようになった後こそ、自分時間が無くなりました。

*今から5年以上前の実話です。

自分時間がなくなった理由1:スケジュール管理

朝8時からのスカイプ
お仕事をしているクライアント様に合わせて夜8時のスカイプ

スカイプを希望されるクライアント様と
電話を希望されるクライアント様。

さらに、名古屋駅ちかくのホテルラウンジで対面のカウンセリング。

行ったり来たり。
移動ばかり。

前後の準備時間と移動時間が多く、「この時間ムダだなぁ」と思うことも多かったです。

しかし、カウンセリング開業してまだまだ「初期」と自分では思っていましたので、クライアント様のご要望には出来る限りあわせることが必要だと思っていました。

結果…自分時間が無くなりました。

だからこそ、「合わせすぎでは仕事にならない」という結論に達しました。
辛口ですが、これから開業する方にはぜひ知っておいてほしいことです。

くわしくは、こちらの本に記載しています。

『超実践 公認心理師開業のための3ステップ』

自分時間がなくなった理由2:休日の使い方

当時は、休日の使い方も上手くいきませんでした。

不定休で、週2日ほどは「カウンセリング無し日」を作っていましたが…

「カウンセリング無し日」=「その他の仕事日」

になってしまいました。

・ブログを2~3日分まとめて書く
・出張の準備をする
・勉強セミナーに参加する
・ブログの「お手入れ」をする
・仕事用の買い物に行く…etc.

そんな日々でしたので「休みが休みじゃない」という不満をいつも抱えていました(今だから言える告白(笑))。

働き方の改善:2つの対策

上記の通り、自覚していても改善できず年数が経過していきました。

少しずつですが試行錯誤をした2つの対策があります。

(1)カウンセリング日を限定する
(2)カウンセリング数を限定する

どんなに効率化をしても、トータルの数が多ければ効率化の限界もあります。

自分の中で「たくさんのお申込をいただくことがいいこと」だと思っていた価値観が変わっていったのも、役立ったと思います。

たくさんのお申込よりも、自分時間が大切。
売上第一よりも、自分時間を確保した上での働き方が必要。

きっと、公認心理師試験の受験勉強中、時間を確保しないといけない状況に陥ってはじめて必死で試行錯誤できたのだと思います。

私の合格体験記は、そんな想いがギュッとつまっています(笑)。

こちらの記事もどうぞ。
【開業という働き方】「バリキャリ」と「フリーター」以外の選択肢に気づいた時