大丈夫・だいじょうぶの使い分けとは・・・

2020/05/28修正

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

私の好きな言葉の1つに、「大丈夫」があります。

不安になった時、ほっとする言葉です。

けれど、「大丈夫」がいつも役立つとは限らないと、最近、改めて感じています。

例えば、この2つの場面を考えてみましょう。

◆ずっと勉強に励んできた試験。

試験前日、不安に陥っている時、「大丈夫!やるだけやったんだから」と言われたら、ホッとしますよね。

「うん、大丈夫!」って自分にも言い聞かせて、安心して試験にのぞめますよね。

◆「勉強のやり方が分からな~い!」と入学したばかりの学校で困っている時。

「大丈夫」と言われても、何がどう大丈夫なのか。
どうして「大丈夫」と言い切れるのか。

それさえも分からず、「大丈夫」という言葉さえ、疑いたくもなりますよね。

では、この2つの違いは何でしょうか?

1.やる方法が分かっているかどうか。

2.やってきた事実・やっている事実があるかどうか。

試験前日の例は、「勉強方法」が分かっていて、ずっと勉強してきたという過去(事実)があります。

だから、「大丈夫」という言葉で、安心につながっていきます。

こうした、「大丈夫」の使い方は、摂食障害の回復でも同じなんです。

安定したサポートを見つけ、取り組んでいるのなら、「大丈夫だよ。焦らずにやっていこうね。」という言葉は、大きな安心につながります。

時に、「痩せたい!」という感情が沸いても、大丈夫。

時に、「食べれない・・・」ときがあっても、大丈夫。

時に、「もう治らないのかも・・・」と不安になっても、大丈夫。

それは、治る方法が分かっているのだから。

今は、治る途中を経験しているだけなんです。

一方で、どうしたらいいのか全く分からない段階なら・・・

大丈夫という言葉は、口先だけの言葉にも聞こえてしまうかもしれませんよね。

「どうやったら治るの?」

「どうやったら過食が止まるの?」

「もうイライラが止まらない!!」

こうした叫びは、お母様にとってすごく辛い言葉だと思います。

毎日耳にしていると、疲れ切ってしまうかもしれません。

疲れて早くどうにかしたいという思いから、「大丈夫!」と言っていませんか?

けれど、実際は、「大丈夫」と言っているのに、事態がますます収拾がつなかくなっていませんか?

だからこそ、「大丈夫」という言葉は、使い分けがとても大切なのです。

まずは、上記の2つの例のどちらに当てはまるか、考えていきましょう。

その上で、「その場しのぎ」「口先だけ」の言葉を、どんな言葉に変えていけるか、じっくり検討していきましょう。

会話のコツは、ここにもあります^^