合う病院・合わない病院

名古屋市・刈谷市
拒食症の母娘が笑顔になるカウンセリング
中村綾子です。

過去10回の転院と、様々な勉強を通して見出した
「見極めポイント」。まずは、二人の元・主治医の比較から・・・。

【厳しい・キツイ主治医】

ピンッとした空気に、ココロは硬直し、怒られるのが怖くて、
私は、いつもビクビクしていました。

過去を掘り下げた話ばかりで、現実的なアドバイスはゼロ。
古傷を無理やりこじ開けられる診察で、泣かされっぱなしでした。

その状態を主治医に伝えても、
「手術すれば血が出るのは当たり前」と突き放されるだけでした。

「自分が変わらないと、何も変わらんよ」。
アドバイスとしては、結局それだけ。
当時の私には、どうしていいのか分からず、途方にくれていました。

【「心療内科」の主治医】

*テーマ『最後の心療内科通院・記録』で登場する先生です。

「死にたい」、
「吐きたい」、
その気持ちはそのままでもOK。

それより、「どうにか、その時をやり過ごしたこと」に焦点を当て、
その方法を引き出す会話。

その繰り返しによって、
「死にたい」っていう気持ちがあってもいいんだ、と自分へのダメ出しが
減っていきました。

また、いつも誉めてくれるので、「自分で~してみようかなぁ」と
いう気持ちが自然に沸いてきました。

摂食障害以外の話題にも、気軽に話せる雰囲気だったので・・・。

「今日、友達とご飯♪」
「この前、お土産で、コレもらったんだ」など、

楽しい話題が少しずつ増えていきました。

【比較】

もちろん、厳しいのが合っている人もいるかもしれない。
けれと、心が病んでいる時に、厳しさに耐えられるだけのチカラがある人は、少ないはず。

私自身は、強制も命令も厳しいのも、嫌いなので、
最初から【厳しい主治医】は、合わなかったんだろうなぁ・・・と思います。

【合う・合わないの見極めポイント】

最大のポイントは、あなたの心が、「安心」できるかどうかです。

1. 毎回の時間は、何分か?

→ 私も経験した『1分診察』では、ココロの話は無理です。

2.話していて、安心できるか?

→ あなたの『聴いてもらいたい』と、じっくり向き合って貰えていますか?

3.もっと話したいと思えるか?

→ 回復へのモチベーションにつながっていきます。

4.薬の説明は、分かりやすく行ってくれるか?

→ 曖昧にされる場合は、要注意。

5.検査は、最低限か?

→ 次々と検査(血液検査、心理検査)されても、何も教えてくれない状態になっていませんか?

どんな「名医」であっても、
あなた自身のココロが「安心」を感じられるとは限らないんです。

そして、私自身は、あなたにとって安心できる声のトーンや環境は何か・・・。いつも模索しています。