過食嘔吐がはじまる理由ときっかけは?

2020/05/28修正

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

昨日のブログでは、「過食嘔吐で『痩せる』のか?」をお届けしました。

そもそも、過食嘔吐って、どうやって始まっていくのでしょうか?

過食嘔吐の内容や、過食嘔吐の頻度ばかりが取り上げられることが多いように感じています。
だからこそ、「過食嘔吐のはじまり」に注目します!

過食嘔吐は始まる理由って、何?


大抵の人が、最初から過食嘔吐だったのではないと思います。

過食から始まって、「このまま食べ続けたら、太る!」と思った時に、「吐けば太らない」という単純な発想が沸くのだと思います。

自ら、その発想が浮かぶというより、

ネット検索で「学習」してしまったり、身近に過食嘔吐している人から「吐けば痩せる」と聞かされたり、何らかの理由で嘔吐した時にスッキリした感じを「経験」してしまったり・・・etc.

いろんなことが重なって、「吐けばいい!」という発想になるのだと思います。

ちなみに、私自身は、ネットやテレビの情報から「学習」してしまったパターンです。
私自身の過食嘔吐については、後日改めてブログ記事にします。

食べたいだけ食べて、その後吐いてしまえば、太らない。
吐いて、身体がグッタリすれば、それ以上食べなくなるから、痩せる!

そんな気持ちで、過食嘔吐がはじまってしまう理由ではないでしょうか?

過食嘔吐の大きなリスクを知っていますか?大量吐血と心停止。

きっと、多くの人が本などで1度は読んだことがあると思います。

過食嘔吐をすると、低カリウムになり、心停止する可能性があること。

低カリウムだからといって、カリウムを含む食品をたくさん食べればイイという問題ではありません。
低カリウムの原因は、嘔吐。
だから、嘔吐をやめない限り、解決はしないのです。

さらに、本などではあまり記載がないですが・・・大量吐血の可能性もあります。

ふつう、食べるとは、食べ物が、上から下へ降りて消化・排泄されます。

けれど、過食嘔吐とは、わざわざ大量の食べ物を上から下へおろし、さらに、意図的に圧力・勢いをつけて、下から上に逆流させる、という行為です。

だから身体にすごいムリをさせているのです。

自覚があっても無くても、
苦しいと感じても感じなくても、
身体はずーっとムリをし続けています。

ちなみに、私はこの大量吐血を経験しています(これも後日ブログ記事にします)。

過食嘔吐で「痩せる」のではなく、まず「治す」こと。

過食嘔吐で痩せることを期待していませんか?

前回のブログの通り、「ある時期」をむかえると「痩せない」だけはなく、「痩せにくい身体」「太りやすい身体」に近づいていくことと思っています。

痩せることを期待するよりも、普通の食生活に戻すこと。
普通の食生活に戻すためには、それを「食べていい」と思える心を取り戻すこと。
「食べていい」と思える心を取り戻すには、相性の良い治療者と出会うこと。
相性の良い治療者と出会ったら、卒業まであきらめずに続けていくこと。

嘔吐しても、今の体型なのだから、嘔吐しなくなったら、どれだけ太るんだろう。。。

そんな不安は、だれもが抱えるものです。

でも、卒業していくクライアント様をみていると、「嘔吐をやめたから劇的に太った」という方はいません。

過食だけを続けてしまう場合は、たしかに体型が変わってしまいます。

過食も過食嘔吐も、そして拒食も、実は根本は同じです。
摂食障害の根本問題と、ちゃんと向き合っていますか?