【過食症と家族】「娘の過食を見ていられない!」というお母様へ

摂食障害専門カウンセリング
中村綾子です。

「今、部屋で過食しているんだなぁ・・・」
「また、食べている!」
「《太った~!》と泣くんだから、少しはガマン出来ないのかしら!?」

こんなふうに、「娘の過食を見ていられない!」というお母様は、実はとても多いです。

我が家の場合と、全然ちがうなぁ~といつも思います。
今回は、過食時代の私と我が家の状況をお届けします!

私は、いつものテーブルで過食していました。

基本的に、私は自分の部屋で食べたり飲んだりはしません。
それは、一人暮らしをしている現在でも同じです。

パソコンに向かいながら、何かを飲むことはあるので、お茶程度が自室での飲食です。

過食の時も、その習慣は、そのままありました。

夜、暗くなってからコンビニに行くのは、我が家的には禁止。
それを破っても、無理やり買いに行ったことはあったように思います。

でも、眠れないという理由も重なって、早朝に、ちょっと明るくなってきた時間帯にコンビニに走って、過食していたように思います。

帰り道に全部食べてしまった・・・ということも何回もありました。
でも、これも我が家的には、かなりダメなことで、何度も怒られています。

では、自宅(実家)で過食するなら、どこで食べるか?

それは、いつもの食卓テーブルです。

いつもの席に座って、
いつもの場所で、
ばーっと広げて
どんどん食べる!!!

私が過食している最中、母は何をしていたか?ですが・・・

フツーの生活です(笑)。

洗濯物を干したり
テレビを観ていたり
廊下などを掃除していたり・・・etc.

目の前に座って監視しているなんてことは無かったですが、「同じ家の中で、なんとなく見ている・・・」という状態でした。
この距離感が、良かったんですよね^^

何度も書いていますが、「なんとなく見ている」だから、ハーブティーのタイミングが来るわけです(笑)。

「まぁ、ハーブティーでも飲んで」と言われる。
かるくバトルはあるものの、作ってくれるっていうし、ちょっと待つか・・・と思うと、ほとんどの時、そのまま寝てしまいました(笑)。

数時間後に目が覚めると、マグカップに入ったハーブティーが、テーブルの上に置かれたままになっていました。。。

これが、過食時代のいつもの光景です。

過食を楽観視する母に、ムカついていた私

当時も、後日でも、母から聞いたホントの話です。
私の過食について、母はこんなふうに思っていたそうです。

そのうち、飽きるだろうし。
そのうち、止まるだろうし。
そのうち、胃が痛くなるだろうし。
そのうち、気持ち悪くなるだろうし。

ま、吐くのは心配だけど、食べたいなら食べれば!?

当時、こうした母の態度に、私は非常にムカついていました・・・。
なんで、もっと真剣になってくれないの!?
なんで、もっと一生懸命考えてくれないの!?

こんなに苦しんでいるのに・・・

けれど、同時に救われていました。

どんなに食べても怒られることもなく、
どんなに食べ散らかすような汚い食べ方をしても軽蔑されたこともなく、
どんなに過食しても、いつも支払ってくれて(*)
どんなに過食が続いても、「ずっとこのままじゃない」と信じてくれていたから。

*過食費は、レシートを出して、後からもらっていました。

治ると信じているかどうかなんて、言葉で言われたことは無いと思っています。でも、なんとなく伝わってきていたように思います。

過食を禁止するより、ご家族の正しい理解です!

過食症は、病気。
過食症は、心の病気。

もし、家族の誰かが、高熱を出して苦しんでいたら「見ていられない」と思いますか?
きっと思わないはずです。

「見ていられない」ではなく、「どうしたら早く熱が下がるか」を考えたり、「少しでもラクに過ごせるように」と冷やしたり・・・をすると思うのです。

過食症も病気。

これが、ホントに腑に落ちているなら、「高熱を出した時」と同じような行動・気持ちが、自然に沸くはずなのです。

でも、実際のお母様は、

・ついイライラしてしまう
・過食を見ていると、自分が責められている気持ちになってしまう。
・止めようとしてしまう。

ではないでしょうか?

だからこそ、正しい理解が必要なのです!

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