【摂食障害と検査結果】食べモノを改善したのに悪化する!?

カウンセラー中村綾子です。

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◆メルマガ読者さまからのご質問◆

検査結果と食べ物です。長い時間をかけて、食べる事を少しずつ楽めるようになったり、無理に続けていた運動を休んだり出来るようになってきました。

でも、血液検査結果を見ると、少しずつコレステロールが上がったり、中性脂肪が高くなったり。正常値内ではあるものの、段々悪く(?)なっていくような気がするんです。

そして、それを今まで禁止していたおやつや、健康のためにいいと信じて無理にしていた運動をやめたせいだと思ってしまうんです。

すると、これは食べてはいけないんじゃないかと考えてセーブし始めたり、いろいろ考えて買うのをやめたりしてしまいます。

体重を増やして健康的になりたい気持ちから食べているのですが、それが悪い結果につながるような気がして罪悪感があります。

先生はそのような経験はないでしょうか?

ご質問をありがとうございます。
イロイロ考えて、考えて、考え続けて、一体何を食べたらいいの???と思ってしまいますよねー。

摂食障害時代の私も、そんな感じでした。

公認心理師・中村綾子
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まず、3つの大前提を確認していきましょう

今回のお話を勧める前に、この3つを大前提として確認していきましょう。

(1)検査結果については、主治医の先生に確認してください。

検査結果にギモンを持ったり、イロイロ取り組んでいるのに変化が感じられなかったりした時は、ぜひ主治医の先生にそのままを伝えてみてください。その上で、今できることを教えてもらってください。

私は、経験者としても、カウンセラーとしても、「身体はきちんと診てもらうべき」という考え方です。

(2)ただし、摂食障害の身体は、医学では説明ができない場合もあります。

低エネルギーで長年過ごしていると、身体が慣れ過ぎてしまうことがあります。

同時に、慣れ過ぎてしまった身体に、何らかの新しいことを取り入れても、予想通りの成果が充分には出なかったり、予想外のことが起こったり・・・色々あります。

だから、ある意味、摂食障害の身体はかなり独特な状態と言えます。

(3)コレをしたら、結果が出る!というほど、身体は単純ではありません。

こうした考え方は、メディアの影響かもしれませんが・・・

「●●を食べたら、痩せた!」
「●●で、△値が正常値に!」

という言葉を信じてしまっていませんか?

ホントのホントは、身体ってそんな短期間で変わるものでもないし、単純でもないはずです。

だからこそ、「なんで???」と思う時こそ、「目に見えないところで、何かが起こっているのかも・・・」と思っておくのが大事です。

さて!
これら3つの大前提を踏まえた上で、私個人の経験談を取り上げつつ、解説してきます。

摂食障害の経験談(1):反応性低血糖でした

これは、過食がはじまって1年以上たった後にわかったことだと思います。

早朝に震えがてきて目が覚める。
早朝にすごい空腹。

こうした症状を内科で伝えました(当時、精神科クリニックと内科クリニックを併用して通院していました)。

そこで、ブドウ糖負荷試験をすると、2時間後の血糖値が、35。
ふつう、立っていられない数値だそうです。
こちらのイラスト図解が分かりやすいです。

その先生は、甘いモノを食べると急激に(反動で)血糖値が下がってキケンだから、甘い物は禁止・・・と言い渡されました。

そして、私は大混乱。。。

少し前まで拒食で、体重を増やすためにアイスクリームをほぼ強制的に食べさせられてきました

◆入院話はこちら
拒食の入院:アイスクリームが「強制」だった経験談

反応性低血糖と言われた頃も、まだまだ低体重で・・・

食べないほうがいいの?
食べるべきなの?
どっちなの?
どーしたらいいの???

そんな大混乱。

そこで、数々の病院を周り(精神科とは別で)、相談も検査もしました。

空腹時血糖の値は、正常値ということが分かり、別の医師が出した結論は・・・

「極端なことをしない」

でした。

上記のブドウ糖負荷試験は、わざわざ空腹状態をつくり、わざわざブドウ糖だけを摂取し、じーっとして過ごし、血糖値だけを測定する検査。

なので、身体が過剰に反応してしまったのかもしれない、ということでした。

普段の生活でも、「空腹時にラムネなんかを飲むと同じ事になるかもしれないから」とだけ言われました。

結果・・・
当時、母の言っていたことが1番正しかったのです。

「普段、そんなに甘い物食べていないんだから、急に食べたら(ブドウ糖摂取したら)、そんなの体がビックリするに決まっているじゃん!」

はい。
おっしゃる通りです(笑)。

摂食障害の経験談:顔のむくみ

ふつうは、足のほうがむくむのです。
理由は、下の方にあるから。

重力は下にむかっていますよね。
だから、下の方にあるものに「水がたまる」のが、ふつうのむくみです。

でも、摂食障害の体重が回復していくとき、私の顔は、超プニュプニュでした。
顔だけみたら、肥満体です。
顔は肥満体なのに、その他の部分はまだまだガリガリの痩せ。

これは、体重が回復してきたのに、身体がナゾな反応をしている、としか言いようがありません。
医学的にも説明がつかないことだと思います。

ただ、こうした「変なむくみ」は、年数が経って、食生活も生活リズムも体重も整っていった後、特に起こらなくなりました。

摂食障害の経験談(3):体重が増えても体力がアップしない

これは・・・
体重を絶対視していた摂食障害の治療による、思い込みだったかもしれません。
くわしくは、こちらの自己紹介に記載しています。

自分の経験と、いろんなクライアント様との経験を併せて考えると・・・
低体重だった場合は、体重が増えて、生理が自然回復するまでは、体重の増加と体力アップが、正比例している印象です。

これには個人差が大きいので、ざっくりとした印象で言えば、です。

生理が周期的に来るようになった後(これだけでも半年間くらいは様子見ですが)、体力ってその人次第というか、心・身体・生活の全体のバランスがいかに一致していくか・・・だと感じています。

まとめ

身体が変わるのは、やっぱり年単位の時間がかかると実感しています。
そのためには、

・体重がふつうになる
・生理が自然回復し、周期的にくる
・生活リズムが整う

ということが、安定して続くことです。

その後でも、体調不良があれば、やっぱり病院でさらに検査を・・・ということになると思います。
私が摂食障害の最中、大学病院の「総合診療科」で言われた言葉が、そのまんまの答ですから。

【大学病院】「摂食障害が治ってから来てください」と言われた実話
当時は、「だれも分かってくれない・・・」と思いましたけど(笑)。