カウンセラーになりたい、摂食障害の経験をムダにしたくない

摂食障害カウンセリング
中村綾子です。

摂食障害で悩んだから
摂食障害になったから

人を助けてあげたい
人を援助したい

そんな気持ちが沸くことが多いようです。
ですが・・・

仕事えらびは、それだけでいいのでしょうか?

今回のご質問をご紹介します。

*ブログ回答は、私の個人的な経験とカウンセリング方針に基づいています。
*全ての方に当てはまるとは限りませんので、予めご了承ください。

◆メルマガ読者さんからのご質問◆
私もカウンセラーになりたいんで食べていきたい、この経験を無駄にしたくない、でも今から大学院に進むことは到底無理です。綾子さんみたいに苦しんでる方々を少しでも楽にしてさしあげたいと思います。どうしたらいいでしょうか?

ご質問をありがとうございます。

単刀直入にいうなら・・・
まず、あなたが治ることです。

そして、カウンセラーになるなら、
大学4年間で心理学を
その後、大学院に進んで臨床心理学を学んでほしいと思っています。
最低、6年間の勉強が必要と考えます。
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心理系の資格は、最短2日で取れるものもあるようですが・・・

資格を求めるのか、
中身を求めるのか

心理学の知識だけがあればいいのか
心理学を使える自分になるのか

カウンセラーになればいいのか
カウンセリングを生涯の仕事としていくのか・・・

いろんな違いがあるのです。

ご質問の文章には「今から大学院に進むことは到底無理」とありますので、
私のカウンセラーという仕事についての考え方とは一致しないようです。

そのため、「活かす」ということに焦点を当てて、書いていきます。

まず、摂食障害の経験を活かすためには、
「摂食障害だった自分」になる必要があります。

つまり

まず、摂食障害が治ること
そして、摂食障害を過去のこととして、捉えられるようになることです。

また、カウンセラーだけが、
活かせる仕事と勘違いしてしまう方がとても多いようですが、

どんな仕事でも、「摂食障害だったこと」を
活かせる場面はあるのではないでしょうか?
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たとえば・・・

職場で、ウツで悩みながらも、休む決心ができない人がいたら、
摂食障害で休んだ経験のあるあなただけは、味方になれるかもしれません。

もし、マッサージ師になったら、心がつらい時に、コリやすい場所が分かったり、
心と身体が密接に関係していることに、深い理解を持てると思います。

もし、あなたがウエイトレスとして働いたら、
長居するお客さんの気持ちを、察することが出来るかもしれません。

もし、あなたがアパレル関係の仕事に就いたら、
体型カバーのスタイルを提案することが、得意になるかもしれません。

どんな仕事についても
どこにいても

あなたが、「摂食障害だった自分」を活かせるタイミングはあります。

だからこそ、今できることを、精一杯やっていきませんか?

治るために出来ること
治るために行動すること
治るために感じていくこと

治った生活は、こんなに自由がたくさんあるのだから。