
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
一生懸命がんばって、中学受験して、やっと掴み取った希望した中学校の合格。
それなのに、お嬢様が拒食から過食へと変わり、体重が増えていく中で「太ったから学校に行きたくない」と泣き出したら……。
お母様としては「どうして?」「あんなに頑張って入った学校なのに」と、やり切れない気持ちでいっぱいになりますよね。
「なんとかして学校に行かせなきゃ」と声をかけるべきか、それとも見守るべきか。
「病院には行っているけれど、体重の話ばかりでちっとも変わらない」
「本当はどこに相談したら、この子は救われるの?」
そんなふうに、たった一人で出口のない迷路をさまよっているお母様へ。
今日は、専門カウンセラーの視点から、お嬢様への向き合い方と「本当に必要なサポート」の選び方についてお話ししますね。
1. ついついやってしまう「逆効果な声かけ」
お嬢様が「太ったから外に出たくない」と言ったとき、お母様は焦りからこんな言葉をかけていませんか?
「全然太ってないよ。気にしすぎじゃない?」と否定する
「今のほうが健康的で可愛いわよ」と励ます
「高い月謝を払っているのに、このまま辞めちゃうつもり?」と問い詰める
実は、これらはすべてお嬢様の心を閉ざしてしまう、もっとも避けたい対応なんです。
どれだけ正論を伝えても、本人の心には届きません。
説得しようとすればするほど、「お母さんは私の苦しさをわかってくれない」と孤独感を深めてしまうからです。
まずは、正論NG、説得NG。
この2つを心に留めておいてくださいね。
2. 摂食障害専門カウンセラーがお伝えしたい「本当の聴き方」
では、どうすればいいのでしょうか。
究極の答えは「何も言わずに、ひたすら話を聴く」ことです。
もちろん、無視をするのではありません。「あなたの気持ちをもっと教えて」という姿勢で、隣にいる。それだけでいいんです。
「太ったから行きたくない」という言葉の奥には、勉強のプレッシャーや私立特有の人間関係だけでなく、もっと深い「寂しさ」や「自分には価値がないという不安」が隠れていることがよくあります。
お母様が何かを教えようとするのをやめて、ただ「そうなんだね」と受け止める。
その安心感こそが、お嬢様が心の内を少しずつ話し始める第一歩になります。
3.【摂食障害】 病院で解決しないのは、なぜ?
「病院に行っても、数分の診察で『様子を見ましょう』と言われるだけ……」
そんな現実に限界を感じていませんか?
今の医療現場では、どうしても体重や栄養といった「体の数値」が優先されがちです。
でも、お嬢様の心の奥にある「本当の苦しみ」や、毎日家で向き合っているお母様の不安まで丸ごと抱えてくれる場所は、驚くほど少ないのが現状です。
だからこそ、私は「病院以外の選択肢」があることを知ってほしいと思っています。
私自身、かつては拒食症から過食・過食嘔吐を経験し、ボロボロになりながら克服してきた当事者です。
そして今は、国家資格である「公認心理師」として、10年以上お母様たちのサポートを続けています。
当オフィスのカウンセリングでは、まずはお母様の心を整え、正しい接し方を身につけるお手伝いをしています。
お母様が、今すぐできること
お嬢様を回復へと導くために一番大切なのは、お母様自身が「信頼できる相談相手」を持つことです。
病院の治療に行き詰まりを感じているなら、一度立ち止まって、アプローチを変えてみませんか?
お母様とお嬢様が、また笑顔で食卓を囲める日を目指して、一緒に歩んでいきましょう。
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