【摂食障害】食べられなかったモノが食べられるようになる方法


拒食・過食の時は、こうしたケーキも「食べられなかったもの」でした。

カウンセラー中村綾子です。

・カウンセリングでどうやって治っていくの?
・食べられないモノは自然に食べられるようになるの?
・体重が増えれば、食べることが怖くなくなるの?

摂食障害に悩んでいる方は、こんな疑問を抱えていませんか?

とにかく摂食障害の「治り方」がわからない

上手くいかない今

治った状態が

どんなふうにつながっていくのか
何がどう変わっていくのか
何から変わっていくのか
そのためにどうしたらいいのか

病院に行っても
本を読んでも
入院しても
通院しても

何が何だか、良く分からない。
主治医の先生に聞いてみても、なんだか曖昧な返事しかもらえなくて、ますます「治り方」が分からなくなってしまう・・・

今、そんな状態に陥っていませんか?

上記の気持ちは、まさに摂食障害時代の私自身です。
だからこそ、経験者として専門カウンセラーとして、1つ1つ「治り方」をリアルにお届けしたいと思っています。

さて!

当オフィスのカウンセリングで実際に行っている「食べれなかったものが食べられるようになる方法」をご紹介します。

拒食・過食・過食嘔吐問わず、やってみたい!と賛同してくださるクライアント様には、カウンセリングの中で取り入れています。

きっと、こんなにも丁寧に事細かにサポートしているカウンセリングは、他にないと思います。
コレは、私自身が「治り方」に悩んできたからこそ編み出した独自のサポートです。

カウンセリングを通して、自然に心が変化し、自然に食べられるものの量が増えていくと言う方は多いです。

もしかしたら、それが理想かもしれません。

ですが、なかなか自分の力一歩を踏み出そうとしても難しかったり、摂食障害の年数が長く何から取り組んだらいいかわからないと言う方もいらっしゃいます。

そんな時には、今回ご紹介する方法で、一歩一歩すすめていきます。

4ステップ:食べられなかったものが食べられるようになる

1.カウンセリングで、「好きだけど制限している食べもの」をリストアップしてきます。

2.リストアップした食べ物の中から1番ハードルが低い、クライアント様にとって取り組みやすいものを一緒に選んでいきます。

3.「次回まで、やってみてねー!」

4.次回のカウンセリングで、ご報告をいただきます。

この4ステップで、すんなりと「好きだけと制限していた食べもの」が食べられるようになっていくことが多いです。

もちろん、この4ステップを開始する大前提として、クライアント様自身が取り組みたい意志が必要です。
高いモチベーションだけではなく、カウンセリング開始からしばらく様子をみてきた時間や信頼関係があってこそ、開始できるものです。

決めたけど、上手くいかない場合には

中には「3」の段階では、やろうと思えてもカウンセリング後にモンモンと考えてしまったり、いざその場になると急に怖くなったり、焦って何がなんだか分からなくなってしまう・・・という方もいらっしゃいます。

その場合は、そのまんまの状況・お気持ちを「4.次回のカウンセリング」で教えていただければOKです。

決して、上手くいったことしか報告してはいけない、なんてルールは無いですから(笑)。
上手くいかなかった時こそ、一人でモンモンとせずに一緒に考えるのが、カウンセリングです。

では、どうするか?
もっと、細かくリアルに状況を考え、不安材料を話し合っていきます。

つまり、上記の「2」と「3」をより充実させる、という意味です。

例えば・・・

・スケジュールを確認しながら、「●日のランチに行く」と実際の日時を決める
・一人で行く?誰かと一緒に行く?
・歩いていけるお店?電車に乗る?
・もし、行く途中で「やっぱり、辞めたい。食べるのムリ」と思ったらどうする?
・お店に入った時、どんな気分かな?
・メニューを開いて、もし注文しようと決めていた物がなかったらどうする?
・注文に迷い始めたら、どうやって選ぶ?
・注文した後、何をして待ったらいい?
・いざ、注文したものが目の前に運ばれてきました。まず何を思う?
・食べ始めたら、どんな気持ちになる?
・途中でお腹いっぱいになったらどうする?
・食べている最中に「やっぱり太るかも・・・」と思い始めたらどうする?
・完食した時、どんな気持ちだろう?
・お会計している時の、自分の表情を想像してみて
・帰り道、どんな気分?
・家に帰ったら、何を報告したい?
・夕飯まで、何して過ごす?
・その日の夕飯をフツーに食べるのは怖い?
・あんなに高カロリーの物食べたから、運動しなくちゃ!と思ったらどうする?

1回のカウンセリングでこれら全てを話すわけではないですが、こんな問いかけを繰り返して、リアルに想像していただきます。
リアルに想像するからこそ、事前にドキドキしたり不安になったりしながらも、より真剣に考えることができます。

問いかけの中で、クライアント様自身がとてもいい対策を思いついたり、気持ちの立て直し方を考えたりしていく場合が多いです。

例えば・・・

友達と一緒に行きたいけど・・・
都合が合えばAのお店。
一人で行くことになったら、Bのお店にしよう。

注文した後に、ドキドキして怖くなったら・・・
家族にメールして吐き出してみる。
「大丈夫」って自分に言い聞かせてみる・・・etc.

事細かに話し合っていくからこそ、いろんな対策がクライアント様自身から湧き上がってきます。

具体的だから、摂食障害の回復が進むのです!

上記のような事細かなステップや、「制限していたものが食べられるようになるプロセス」をお読みいただき、どんな感想をお持ちでしょうか?

きっと、

・そんなこと聞いたことがなかった
・じっくり話し合うなんて、今の診察では1度も無い
・いつか食べられるようになるのかな・・・と漠然と思っていました

という感想をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

上記の通り、カウンセリングで心が変わって自然と食べられるものの幅が増えていく場合も多いです。
でも、なかなか上手くいかない状況であれば、「(変化を)待つだけ」は、時間のムダと考えます。

時間は有限。
せっかくの10代20代を、もっと楽しみたいですよね。

だからこそ、1日も早く治るために、具体的な方法で摂食障害の卒業に導いていきます。
卒業を目指す!摂食障害専門カウンセリングは、こちらです。
ご新規の方は、2021年1月受付再開です!